クララ・シューマン 愛の協奏曲 作品情報
くららしゅーまんあいのきょうそうきょく
コンサートホールで観客の喝采を浴びる作曲家ロベルト・シューマン(パスカル・グレゴリー)と妻でピアニストのクララ(マルティナ・ゲデック)は、ヨハネス・ブラームスと名乗る男(マリック・ジディ)に呼び止められる。クララはヨハネスとの出会いに運命的なものを感じ、波止場の薄暗い居酒屋へ足を運ぶ。そこでヨハネスの演奏を聴き、彼の才能を一瞬で見抜く。ロベルトは持病の頭痛に苦しんでいた。クララは夫を救うため、自ら指揮者として楽団員の前に立つ。そして女性の指揮者への偏見をはねのけ、見事な演奏を引き出す。ある日、ヨハネスがシューマン家を訪れる。ヨハネスは夫妻の子供たちに気に入られ、シューマン家で共同生活を送ることになる。ヨハネスは苦労の多いクララを明るく輝かせると同時に、楽団に馴染めないロベルトの理解者となる。頭痛から深酒に溺れるロベルトは、ヨハネスを自身の後継者として紹介する。そしてクララには、自分がいなくなったあとの支えにするようほのめかす。この三角関係に耐えられなくなったヨハネスはクララへの永遠の敬愛を誓い、シューマン家を去る。音楽監督の座を奪われたロベルトはライン川に身を投げ、入院する。クララがひとりで出産を終えると、ヨハネスは彼女のもとに戻ってくる。危篤状態に陥ったロベルトは、クララの腕の中で息を引き取る。ヨハネスはクララに求愛するが、クララはロベルトとの日々を忘れることはできなかった。ヨハネスはクララに肉体関係を求めず、彼女が死んだら後を追うと誓う。2人の友情は、クララが死ぬまで続いた。その約1年後、ヨハネスも彼女を追うように生涯の幕を閉じるのだった。
「クララ・シューマン 愛の協奏曲」の解説
作曲家ロベルト・シューマンと妻でピアニストのクララ、新進作曲家ヨハネス・ブラームスの三角関係を描く恋愛ドラマ。監督はブラームス家の末裔で、「林檎の木」のヘルマ・サンダース=ブラームス。出演は、「善き人のためのソナタ」のマルティナ・ゲデック、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のパスカル・グレゴリー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年7月25日 |
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キャスト |
監督:ヘルマ・サンダース=ブラームス
出演:マルティナ・ケデック パスカル・グレゴリー マリック・ジディ アリーネ・アネシー ブリジット・アネシー マリーネ・アネシー サッシャ・カパロス クララ・アイヒンガー |
配給 | アルバトロス・フィルム |
制作国 | ドイツ フランス ハンガリー(2008) |
上映時間 | 109分 |
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