永遠のこどもたち 作品情報
えいえんのこどもたち
海辺にある孤児院で幸せな子供時代を過ごしたラウラ(ベレン・ルエダ)。30年後、彼女は閉鎖されていた孤児院を買い取り、障害を持つ子供たちのためのホームとして再建するために、夫カルロス(フェルナンド・カヨ)、幼い息子シモン(ロジェ・プリンセプ)とともに移り住む。施設開園の準備に追われる中、難病を抱えるシモンは独りぼっちの寂しさから、空想上の友達を作って遊んでいた。そんなある日、ラウラのもとをソーシャル・ワーカーのべニグナ(モンセラット・カルージャ)と名乗る老女が訪ねてくる。ベニグナはシモンが養子であることや難病のことなど、誰も知らないはずの秘密を語り出す。それを気味悪く感じたラウラは、彼女を追い払う。一方、シモンは空想上の友達に“トマス”と名付けて絵に描いて見せたり、一緒に宝探しをしたり、エスカレートしてゆく。その様子に不安を募らせるラウラ。数日後、入園希望者を集めたパーティーが開催される。そこで気を惹こうと騒いだシモンはラウラに叱られ、どこかへ行ってしまう。シモンを探すラウラの前に現れたのは奇妙なマスクを被った子供。シモンの姿は忽然と消えていた。そして半年後。いまだシモンは行方不明のまま。生きている可能性は低かったが、ラウラはそれを受け入れられずにいた。ある日、街でベニグナを見かけたラウラは、シモンの行方を知っているに違いないと、声を掛けようとする。だがその目の前で、ベニグナは事故死。ラウラは警察の捜査を通じて、ベニグナがかつて孤児院の職員だったこと、孤児院で起きた悲惨な出来事、顔が醜く崩れたベニグナの息子のことを知る。そして、遺品の古い8ミリフィルムを見たラウラは、そこに若い頃のベニグナと彼女の息子を見つけて驚愕する。それは、シモンがいなくなった日に出会った子供で、名前は“トマス”だったのだ…。
「永遠のこどもたち」の解説
古く広大な屋敷を舞台に、突然消息を絶った幼い息子と、その行方を探す母親との絆を描くホラータッチのサスペンス。「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロがプロデュース。主演は「美しすぎる母」のベレン・ルエダ。ゴヤ賞7部門受賞、アカデミー賞外国語映画賞スペイン代表選出など、スペイン国内で高い評価を受けた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年12月20日 |
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キャスト |
監督:J.A.バヨナ
出演:ベレン・ルエダ フェルナンド・カヨ ロジェ・プリンセプ マベル・リベラ モンセラット・カルージャ アンドレス・ヘルトルディス エルガー・ビバル ジェラルディン・チャップリン |
配給 | シネカノン |
制作国 | スペイン メキシコ(2007) |
上映時間 | 108分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、3件の投稿があります。
P.N.「真MEN」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2009-05-27
ホラーでありながら、最後は感動させてくれる。母親の愛情が込められたすばらしい映画です。ぜひ観てただきたいです!「パンズラビリンス」同様に考えさせる映画です。感動のラストは必見だよ!