七夜待 作品情報
ななよまち
人生のリセットを求めてタイに着いた日本人女性・彩子が、タクシーに連れて行かれたのはホテルではなく森の中。その川のほとりでフランス人青年グレッグに出会った彩子は、彼が同居するタイ人母子の住む高床式の家に連れて行かれる。言葉も通ぜず、ここがどこかもわからない彩子だが、不安と苛立ちの中でそこで受けた古式マッサージで心の安らぎを得ていく。少しずつ周囲と調和していく彩子は、そこで七つの夜を過ごす。
「七夜待」の解説
デビュー作『萌の朱雀』でカンヌ映画祭カメラドールを受賞してから10年。河瀬監督は2007年の『殯の森』で再びカンヌの舞台に立ち、グランプリを受賞。その河瀬監督が次なるスタートを切ったのがこの作品で、国際色豊かなキャストとスタッフを率いて、初の海外ロケに挑戦。主人公は、偶然なのか運命なのか、タイの田舎の家に滞在する事になった日本人女性。「言葉によるコミュニケーション」の不在は、思い込みや行き違いを生じさせ、作品にはそうした混乱をそのまま持ち込んだような場面もいくつか見られる。しかしマッサージという、言葉に頼らない「体のふれあいを通したコミュニケーション」の可能性を示す手段と考えれば、納得できるだろう。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年11月1日 |
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キャスト |
監督:河瀬直美
出演:長谷川京子 グレゴワール・コラン キッティポット・マンカン 轟ネーッサイ 轟ヨウヘイ 村上淳 |
配給 | ファントム・フィルム |
制作国 | 日本(2008) |
上映時間 | 90分 |
ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、3件の投稿があります。
P.N.「Marin」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2008-11-18
ドキュメンタリーのような珍しい映画で、心がすごく癒されました。