ブーリン家の姉妹 作品情報
ぶーりんけのしまい
16世紀、王族間において政略結婚が常識だった時代のイングランド。新興貴族のトーマス・ブーリン卿(マーク・ライアンス)には、アン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)という二人の姉妹がいた。ブーリン家にとって、娘たちは一族の経済的、社会的繁栄をもたらすための大切な道具であった。その頃、世継ぎの男子を得られない王ヘンリー8世(エリック・バナ)は、世継ぎを生むための愛人を探していた。それを聞きつけたブーリン卿は、娘のアンをその座に据えようと画策。アンを王に引き合わせる。ところが、王が興味を示したのは妹のメアリーだった。既に結婚していたメアリーだったが、一族の繁栄のため、王の申し出を受け入れる。一方、深く傷ついたアンは秘密裏に結婚。だが、王の許可なく貴族が結婚することは認められていない時代。両親によって、アンはフランスへ送られてしまう。やがて、メアリーは王の子供を身篭る。それに合わせてブーリン一族は次々と出世してゆく。だが、メアリーが体調を悪化させ、ベッドで過ごす時間が多くなると、王は次第に興味を失ってゆく。危機感を抱いたブーリン卿は、王を繋ぎ止めるためにアンを呼び戻す。王との結婚を奪われたアンにとって、それは待ちに待った妹への復讐の機会だった。宮中に出入りするようになったアンは、洗練された振る舞いでたちまち王の心を捉える。王に迫られたアンは、男子を出産したメアリーを田舎へ送り、王妃との離婚を要求。離婚を認めないカトリック信徒の王は躊躇するが、姉との和解を願うメアリーが説得。遂にアンはイングランド王妃となる。だが、それは大きなスキャンダルに。アンが男子を出産しさえすれば丸く収まると考える王だったが、生まれたのは女子だった。そして二人目を流産すると、王はアンを反逆罪で捕らえる。死刑宣告されたアンを救うため、姉を信じるメアリーは自らの危険も顧みず王の下へ向かうが……。
「ブーリン家の姉妹」の解説
16世紀のイングランドを舞台に、女王エリザベス1世の母となったアン王妃と妹のメアリーの姉妹が、王の世継ぎ問題に巻き込まれ、運命に翻弄されてゆく。アン役に「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のナタリー・ポートマン、メアリー役は「私がクマにキレた理由」のスカーレット・ヨハンソン。「ミュンヘン」のエリック・バナが共演。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年10月25日 |
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キャスト |
監督:ジャスティン・チャドウィック
原作:フィリッパ・グレゴリー 出演:ナタリー・ポートマン スカーレット・ヨハンソン エリック・バナ ジム・スタージェス マーク・ライアンス クリスティン・スコット・トーマス デビッド・モリッシー ベネディクト・カンバーバッチ オリバー・コールマン アナ・トレント エディ・レッドメイン |
配給 | ブロードメディア・スタジオ |
制作国 | イギリス アメリカ(2008) |
上映時間 | 115分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.2点★★★☆☆、5件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-05-04
本篇のようなヘンリー8世とアン・ブーリン等妻たちを廻る物語をドキュメンタリーとドラマの融合で紡ぐのがスーパードラマ・チャンネルで放送された歴史ドラマの〈ヘンリー8世と6人の妻たち〉だった…。歴史の残酷で怖い絵見たいな要素も濃厚で!