悪魔のリズム 作品情報

あくまのりずむ

激しい嵐が過ぎ去った浜辺で、1人の青年(ルパート・エヴァンス)が目を覚ます。自分の名前すら覚えていない彼は、それでも何者かに追われているということを思い出し、その場に現れた少年に導かれるように道路へ出て、偶然通りかかった車に乗せてもらう。ドライバーの男は青年の手首に手かせの傷痕を見つけ、ハバナ旧市街にある妹マヌエラ(ナタリア・ベルベケ)のアパートへ向かう。兄から青年を押しつけられたマヌエラは不安を感じながらも、高熱で倒れた彼を手厚く介抱する。やがて青年は意識を取り戻す。彼の脳裏に、グアンタナモ収容所で米軍兵士から受けた拷問の記憶が甦る。マヌエラは、眠る青年のアラビア語のうわ言を聞き、彼がグアンタナモから脱獄してきたのではないかと疑う。しかし青年の誠実さに打たれ、彼を匿う決意をする。青年は、マヌエラの5メートル後ろを歩くという約束で外出を許可される。収容所の記憶に苦しみながらも、ハバナのエネルギーに満ちた空気に触れ、ダンサーとして働くマヌエラの官能的な踊りを目の当たりにし、徐々に生気を取り戻していく。青年とマヌエラは、ついに愛を交わす。しかし青年は、マヌエラのパトロン的存在の紳士(デレク・ジャコビ)に恐怖心を抱く。紳士は彼がグアンタナモからの逃亡者だと見抜き、脅迫的な言葉を投げかける。青年は身の危険を感じ、一緒に島を出ようとマヌエラに懇願する。そんなとき青年の目の前で、マヌエラが交通事故に遭い病院に運ばれる。そのショックと紳士への恐怖で混乱状態に陥った青年は、ついに自分の本当の過去と向き合う。

「悪魔のリズム」の解説

熱気溢れるハバナを舞台に、グアンタナモ収容所から脱走した青年を苦しめる記憶と、意外な過去を描く幻想スリラー。監督は「Fuera del Cuerpo」のヴィチェンテ・ペニャロッチャ。出演は、「ヘルボーイ」のルパート・エヴァンス、「ドット・ジ・アイ」のナタリア・ベルベケ、「アンダーワールド:エヴォリューション」のデレク・ジャコビ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年10月11日
キャスト 監督ヴィチェンテ・ペニャロッチャ
出演ルパート・エヴァンス ナタリア・ヴェルベケ デレク・ジャコビ エリカ・プリオール サイド・エル・マウデン
配給 角川映画
制作国 イギリス スペイン(2007)
年齢制限 R-15
上映時間 88分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:34

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