水の中のつぼみ 作品情報
みずのなかのつぼみ
シンクロナイズド・スイミングの競技会場。高校1年のマリー(ポーリーヌ・アキュアール)は、親友で同級生のアンヌ(ルイーズ・ブラシェール)の応援のため観客席に着く。アンヌたちのつたない演技にうんざりしたマリーが席を立とうとすると、上級生たちの華やかな演技が始まる。マリーは思わず目を奪われ、中でもひときわ笑顔が輝くキャプテンのフロリアーヌ(アデル・ヘネル)に釘付けとなる。一方、着替えに手間取っていたアンヌはふとした拍子に、男子部員のフランソワ(ワレン・ジャッカン)に裸を見られ、恋に落ちる。マリーはシンクロ・クラブへ入部しようとするが、受付が終了していたため断られる。アンヌはその夜のスイミング・クラブのパーティーへマリーを誘う。アンヌがフランソワに夢中で暇を持て余したマリーは、フロリアーヌを見つけ練習を見せてほしいと頼むが、断られる。その内フロアでは、フロリアーヌがフランソワと激しいキスを交わし、それを見たアンヌは会場を飛び出す。マリーはプールでフロリアーヌを待ち伏せ、何でもするから見学させてと頼みこむ。フロリアーヌは素気ない態度を取るが、マリーをプールサイドに招き入れる。初めて間近でシンクロを見たマリーは何かを感じ、息を切らしてシャワーに打たれる。異性関係が派手なフロリアーヌはチームメイトから難癖をつけられるが、バカにしたようにやり返していた。それをマリーが黙って見ていると、フロリアーヌは彼女を自分の家に誘う。マリーが彼女の家に着くと、それがフランソワとの外出の口実であることに気づく。それからマリーは、親しくしてくれるフロリアーヌの言いなりになり続けた。ある日、フランソワとのデートに付き合わされたマリーが遂に怒って去ろうとすると、フロリアーヌが後を追ってきた。彼女はマリーに予想もしなかった告白をする。夜まで語り合った2人は、自然と手を重ね合う。フロリアーヌの秘密を知って苦しむマリーに、フロリアーヌは驚くべき依頼をするのだった……。
「水の中のつぼみ」の解説
シンクロの世界を舞台に少女たちの同性愛や、異性を巡るライバル関係を描いた青春映画。監督は、映画学校の卒業制作として書いた脚本で初監督を果たしたセリーヌ・シアマ。出演は、「クロエの棲む夢」のアデル・ヘネル、本作でデビューしたポーリーヌ・アキュアールとルイーズ・ブラシェール。2007年カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年6月28日 |
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キャスト |
監督:セリーヌ・シアマ
出演:ポーリーヌ・アキュアール アデル・ヘネル ルイーズ・ブラシェール ワレン・ジャッカン |
配給 | ツイン |
制作国 | フランス(2007) |
上映時間 | 85分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:1点★☆☆☆☆、1件の投稿があります。
P.N.「泣ける映画大好き」さんからの投稿
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2008-07-03
映画館で観るのは今年25本目ですが、洋画はまだ3本目です。少女の切ない恋心を描いた作品ということで観たのですが、率直な感想を言うと、フランス映画らしい(?)妖しい作品だと思いました。主人公の少女を振り回す、美しい女性が魅力的でした。ちなみに、切ないと言えば切ないのですが、全く泣けません。