シャークウォーター 神秘なる海の世界 作品情報
しゃーくうぉーたーしんぴなるうみのせかい
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
「シャークウォーター 神秘なる海の世界」の解説
世界の海で活躍する水中撮影のベテラン、ロブ・スチュワートが、サメをテーマに製作したドキュメンタリー。海の美しさとサメの生態を追うだけでなく、サメを絶滅に追い込むフカヒレの密漁を告発する、普通の動物映画とは一線を画した作品。子供の頃、海でサメに出会ったロブ・スチュワートは、そのパワフルで完璧な生体に魅せられる。それ以来、カメラを手に海へ潜り、サメの研究を続ける。群れで泳ぐ性質、カモフラージュ、泳ぐ速さ、体の大きさ、コミュニケーション能力等などを調べ上げ、“血に飢えた凶暴な怪物”というサメのイメージを覆していった。サメの姿を追いかけていたスチュワートだったが、グラテマラ領海へ取材に出かけたときにその目的が変わる。そこで彼が出会ったのは、高級食材として珍重されるフカヒレ目当ての密猟。その実態を目の当たりにして、サメを取り巻く闇を撮ろうとした彼だったが、密漁船に激突され、哨戒船やギャングに追われ、殺人容疑まで掛けられた挙句、やっとのことで国外に逃れる。密猟の影響から、過去50年間でサメの生息数は90%も減少。自然のサイクルにおける数々の絶滅危機をくぐり抜けてきたにもかかわらず、人間のためにサメは絶滅の危機に瀕していた。海の生態系の中心であるサメの危機を放っておくことはできない。スチュワートは固い決意で、サメを救うために命がけの闘いへ挑んでいく。コスタリカではフカヒレのためのサメ漁が禁じられているにもかかわらず、コスタリカ産のフカヒレは世界中に出回っている。調査の結果、マフィアとフカヒレ・ビジネスのコネクションが浮かび上がる。捕獲されたサメはヒレだけを切り取られ、生きたまま海に捨てられる。ヒレがなく、泳げないサメはやがて失血死。フカヒレ漁ではサメの身体の95%が捨てられる。専門家は毎年1億頭以上のサメがヒレのために殺されていると推測する。やがてスチュワートは、長旅の影響から重い病気にかかり、生命の危機に見舞われる。しかし、彼は撮影を中止する気は全くなかった。回復後、再びコスタリカへ向かった彼を待っていたのは、不法密漁への反対運動。コスタリカの人々がサメを救うために声をあげ始めたのだった。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年6月28日 |
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キャスト | 監督:ロブ・スチュワート |
配給 | グラッシイ |
制作国 | カナダ(2006) |
上映時間 | 89分 |
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