奇跡のシンフォニー 作品情報
きせきのしんふぉにー
絶対音感を持つ11歳のエヴァン・テイラー(フレディ・ハイモア)はニューヨーク州ウォルデンの施設育ち。職員のリチャード(テレンス・ハワード)は養子になることを勧めるが、彼は音楽でつながっていると信じる両親を待ち続けた。11年前、チェリストのライラ(ケリー・ラッセル)とロック・ミュージシャンのルイス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)はニューヨークで出会う。しかしライラの父トマス(ウィリアム・サドラー)は2人の仲を引き裂く。ライラは妊娠していたが、臨月で交通事故に遭う。お腹の子は助からなかったと聞くと、演奏をやめ故郷シカゴに戻る。彼女を失い音楽への情熱をなくしたルイスはバンドを抜け、故郷サンフランシスコで金融ビジネスを始める。ある晩、電線を伝う音に導かれ施設を抜け出したエヴァンは、トラックに拾われマンハッタンへやってくる。街角でギターを奏でる少年アーサーに誘われ、ストリート・パフォーマーの子供たちが暮らす廃墟の劇場へ行く。エヴァンは元締めのウィザード(ロビン・ウィリアムズ)にギターの才能を認められ、オーガスト・ラッシュという芸名で街角に立つようになる。しかし劇場に児童福祉局の手入れが入る。逃げ出したエヴァンはゴスペルの歌声に誘われ教会へ行き、聖歌隊の少女ホープに楽譜の読み方を教わる。彼の才能に気づいた牧師がジュリアード音楽院に推薦し、入学を許可される。そのころ、死の床の父から子供が生きていることを聞いたライラはニューヨークを訪れ、リチャードの助けでそれがエヴァンであることを知る。そして自分の音楽を彼の耳に届けるため演奏依頼を引き受ける。ルイスもまたライラへの思いを曲にし音楽界に復帰するため、かつてのバンド仲間とニューヨークへやってくる。エヴァンは『オーガストのラプソディー』を作曲する。その曲はライラが出演する野外コンサートで演奏されることになるが、ウィザードが彼をストリートに連れ戻してしまう。しかしエヴァンの曲が演奏されると、思いがけない奇跡が起こる。
「奇跡のシンフォニー」の解説
見知らぬ両親との再会を信じ、音楽の才能を開花させていく少年が起こした奇跡を描く。監督は「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」脚本のカーステン・シェリダン。出演は、「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア、「ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた」のケリー・ラッセル。第80回アカデミー賞主題歌賞ノミネート。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年6月21日 |
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キャスト |
監督:カーステン・シェリダン
出演:フレディ・ハイモア Keri Russell ジョナサン・リース・マイヤーズ テレンス・ハワード ロビン・ウィリアムズ ウィリアム・サドラー レオン・トマス・3世 ジャマイア・シモーヌ・ナッシュ |
配給 | 東宝東和 |
制作国 | アメリカ(2007) |
上映時間 | 114分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.11点★★★★☆、37件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-09-15
ディズニーのアニメーション映画〈ファンタジア〉の感動を視終えてから懐いた? もう台詞無しの音楽作品にしても佳かったかな。ロビン・ウイリアムズの役処が実に効いている!天使の様な奇跡の物語に、影を落とし実際のリアリティーを高めていた。だからこそピンチを乗り越える音楽の力に光を見出だせる。其れがスクリーンの幻影に過ぎないにせよ。