ポストマン(2008) 作品情報
ぽすとまん
海江田龍兵(長嶋一茂)は2年前に妻の泉に先立たれ、中学3年生の娘・あゆみ(北乃きい)と小学3年生の息子・鉄兵(小川光樹)を男手一つで育てている。バイクで配達する局員が多い中、今でもバタンコ(配達用の赤い自転車)での配達にこだわる堅物だが、その配達は迅速かつ正確。局長をはじめとする仕事仲間や街の人々の信頼も厚い。ある日あゆみは寮生活となる高校への進学希望を伝えるが、龍兵は家族は一緒に住むべきだと反対する。さらに龍兵が泉の三回忌を機に形見分けを親族に提案したことをきっかけに、龍兵とあゆみとの溝は深まる。そんな二人の様子を見かねた泉の母・園子(野際陽子)が、ある物をあゆみに見せる。それはまだ小学生だった龍兵が転校する泉に宛て、それから結婚するまでの16年間、二人の間で交わされ続けた古い手紙の束だった。離れ離れになった二人は、手紙を書き、受け取ることで、気持ちを通わせていった。そして、いつしか龍兵は、心待ちにしていた泉からの手紙を配達してくれた郵便局員に憧れを募らせていったのだった。龍兵の泉への愛情の深さと仕事への誇りを感じたあゆみが、3年間一度も足を運んだことのなかった泉の墓へ行く決心をする。一方、龍兵は配達中に顔なじみの老人(犬塚弘)が自宅で倒れているのを発見する。運ばれた先の病院で、看護師から老人のポケットに入っていた手紙を渡される。かつてその老人が語った、手紙が届くのは元気な証拠だとの言葉が龍兵の頭をよぎる。この手紙を待っている相手がいる、この手紙を届ければ絶対に助かると信じ、龍兵は宛先の住所を目指してバタンコのペダルを力強く踏み込んだ……。
「ポストマン(2008)」の解説
真摯に郵便を届ける配達院の姿を通し、家族の絆や人の心のあたたかさを描く感動作。監督は『高原へいらっしゃい』などのTVドラマを手がけてきた今井和久。本作が初監督作となる。出演は、「ミスター・ルーキー」の長嶋一茂、「幸福な食卓」の北乃きい、「蝉しぐれ」の原沙知絵ほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年3月22日 |
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キャスト |
監督:今井和久
出演:長嶋一茂 北乃きい 原沙知絵 犬塚弘 谷啓 竹中直人 野際陽子 田山涼成 菊池隆則 遠藤久美子 渡邉邦門 佐野夏芽 小川光樹 前田耕陽 |
配給 | ザナドゥー |
制作国 | 日本(2008) |
上映時間 | 111分 |
ユーザーレビュー
総合評価:4.5点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「泣ける映画大好き」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2008-03-31
見て良かったです。感動しました。日本郵政の宣伝臭かったし、長島一茂の演技はぎこちなかったけど、話は良かったです。龍兵と泉が、子ども時代から結婚するまでやり取りした手紙が、特に良かったです!また、映画を見て、親子役を演じた大塚寧々と北乃きいが、似ていると思いました。