バンテージ・ポイント 作品情報

ばんてーじぽいんと

スペインのマヨール広場は群衆によって埋め尽くされ、演壇ではテロ撲滅の国際サミットに参加している米国のアシュトン大統領(ウィリアム・ハート)のスピーチが始まろうとしていた。その時、何者かの凶弾によって大統領は狙撃され、続いて大爆発が起こる。その瞬間を撮影したハワード(フォレスト・ウィッテカー)をはじめ、パニック状態に陥る群衆の中で、シークレット・サービスのバーンズ(デニス・クエイド)は最も恐れていた事態が現実となったことを理解した。かつて大統領の護衛中に被弾した経験を持つ彼にとって、今回の復職は1年ぶりのものだった。バーンズの復帰に尽力した同僚のテイラー(マシュー・フォックス)からは、「犯人らしき男を西に追っている」という無線が入る。しかし、本物のアシュトン大統領はホテルの部屋にいた。反体制組織の「聖戦旅団」による大統領暗殺計画は事前に察知されて、狙撃されたのは替え玉だったのだ。しかし、その部屋にも何者かが扉を破って侵入し、大統領は誘拐された。「聖戦旅団」のメンバーには、ホテルの従業員もいたのだった。バーンズは、大統領のスピーチを中継していたアメリカのニュース番組の中継車があったことに気がつき、ディレクターであるレックス(シガーニー・ウィーヴァー)に複数のカメラで撮影されていた映像の再生を要請する。そこに映っていたのは、変装した姿でバーンズに連絡するテイラーだった。彼もまた、「聖戦旅団」の一員だったのだ! クルマに飛び乗ったバーンズは、大統領を乗せた「聖戦旅団」が運転する救急車を執拗に追いかける。激しいカーチェイスの末、どちらのクルマも事故に遭って大破してしまった。押し潰されたクルマから這い出たバーンズは、倒れた救急車へと駆け寄った。そこには、傷つきながらも命は無事だった大統領の姿があった。

「バンテージ・ポイント」の解説

大統領狙撃の現場に立ち会い、その瞬間を目撃したそれぞれの視点から事件を再検証するというアイディアと緻密な構成を持ったサスペンス・アクション。テレビ映画「サマー」などの演出の手腕が高く評価されたピート・トラヴィスが監督した。出演者は、「デイ・アフター・トゥモロー」のデニス・クエイド、TVドラマ『LOST』シリーズのマシュー・フォックスほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年3月8日
キャスト 監督ピート・トラヴィス
出演デニス・クエイド マシュー・フォックス フォレスト・ウィテカー シガニー・ウィーヴァー ウィリアム・ハート
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
制作国 アメリカ(2008)
上映時間 90分

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ユーザーレビュー

総合評価:3.8点★★★☆、25件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-12

このリアルタイムサスペンス映画「バンテージ・ポイント」は、事件が起こった時刻と、その23分前から、現在までを行ったりきたりして、この事件の主要キャラのそれぞれ、その時、どこで何をしていたかを追いかけるという見せ方で、グイグイと90分間、アッという間に過ぎてしまった。

映画としては短く、たったの90分間なのに、"しっかり観た!"という実感が、エンドロールを観終えたら、ジワジワと起ってきた。
そんな、濃厚な作品でした。

最終更新日:2023-11-22 16:00:02

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