どこに行くの? 作品情報

どこにいくの

立花アキラ(柏原収史)は幼いころに両親を亡くし、孤児院で暮らしてきた。現在は木下鋳工で働いている。そこの社長で、幼いころから父親代わりでもあった木下(朱源実)から受け続けた性的虐待がトラウマとなり、今でもうまく人を愛することができない。一方で工場の外では、1回数万円で刑事の福田(佐野和宏)の相手をしている。ある日バイクに乗っていたアキラはトンネルを曲がったはずみで、山本香里(あんず)をはねてしまう。アキラは道に投げ出された彼女を家に連れて帰り、看病する。やがて目覚めた香里は、何も言わずに立ち去る。数日後、アキラのアパートに忘れたバッグを取りに香里がやってくる。アキラはいつになく心を開いて、香里に話しかける。そのとき玄関の外には、嫉妬に燃えた福田が聞き耳を立てていた。物音に気づき、立ち上がろうとしたアキラの腕を香里が掴む。女性とは思えない強い力だった。やがて木下の妻(村松恭子)が夫の気持ちに気づき、アキラに一方的に解雇を言い渡す。しかし木下はアキラを連れ戻そうと、アパートに押しかける。木下と争うアキラ。そのうち運悪く、包丁が落ちた。アキラは事の重大さに怯え、訪ねてきた香里と衝動的に結ばれる。香里とアキラは木下の死体に灯油をかけて焼き、海に捨てる。そして結婚指輪を買い、神社で2人きりの式を挙げ、バイクを走らせていくのだった。

「どこに行くの?」の解説

性的トラウマを抱える男性とニューハーフの恋愛映画。80年代インディーズ・ムービーの金字塔「追悼のざわめき」の松井良彦の、22年ぶりの監督作品。出演は、「カミュなんて知らない」の柏原収史、「追悼のざわめき」の佐野和宏、そして実際に新宿で人気のニューハーフであり、映画初出演となるあんず。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年3月1日
キャスト 監督松井良彦
出演柏原収史 あんず 朱源実 村松恭子 三浦誠己 長澤奈央 佐野和宏
配給 バイオタイド
制作国 日本(2007)
上映時間 100分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「どこに行くの?」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:35

広告を非表示にするには