魍魎の匣 作品情報
もうりょうのはこ
1952年東京。探偵の榎木津礼二郎(阿部寛)は、失踪した14歳の少女・可菜子(寺島咲)の捜索を元女優・袖木陽子(黒木瞳)から依頼される。可菜子は、陽子が柴田財閥の会長の孫との間にもうけた娘であり、可菜子の後見人の座を狙う財閥の顧問弁護士・増岡則之(大沢樹生)に身柄を確保されていた。榎木津と陽子は、増岡の家に可菜子がいると見抜くが、既に可菜子は同級生の楠本頼子(谷村美月)を連れて逃げ出していた…。その10時間前。作家の関口巽(椎名桔平)に編集者・鳥口守彦(マギー)が、世間を騒がせている少女バラバラ殺人事件の原稿を依頼する。関口は軽く受け流すが、その後偶然に顔を合わせた幻想小説家・久保竣公(宮藤官九郎)から、関口が寄稿する雑誌の編集部からバラバラ死体の一部が発見されたことを聞く。若手記者・中禅寺敦子(田中麗奈)を連れて関口が編集部へ出向くと、鳥口から新興宗教“深秘御宮教”の信者リストを渡される。その中の10人が最近失踪しており、バラバラ殺人事件の被害者も含まれているらしいという。関口と中禅寺は夫婦を装い、教団の教主・寺田兵衛(大森博史)に面会する。その夜、駅のホームから可菜子が転落、一緒にいた頼子は、男が可菜子を突き落としたと証言する。瀕死の重傷を負った可菜子は、翌早朝、陽子とともに“匣館”と呼ばれる美馬坂医学教授の研究所へ運ばれた。2日後、関口と鳥口は、敦子の兄であり古書“京極堂”店主にして陰陽師の中禅寺秋彦(堤真一)を訪ねる。関口は寺田の家系から、美馬坂との接点を推理し、翌朝、教団本部を訪れた京極堂らは、久保が寺田の息子であると暴く。一方、榎木津は久保の住居で手足を切断された頼子を発見、榎木津も久保に刺され重症を負う。その1週間後、久保の轢死体が見つかるが京極堂は、久保が美馬坂幸四郎(柄本明)にかくまわれていると断言。京極堂は事件を追う木場(宮迫博之)らとともに匣館へと向かう……。
「魍魎の匣」の解説
3つの事件と謎の“ハコ”をめぐる、京極夏彦原作による同名ミステリーの映画化。「金融腐蝕列島〔呪縛〕」の原田眞人が監督・脚本を担当した。出演は「ALWAYS 三丁目の夕日」の堤真一、「自虐の詩」の阿部寛、「さくらん」椎名桔平、「妖怪大戦争」の宮迫博之、「夕凪の街 桜の国」の田中麗奈、「怪談」の黒木瞳など。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年12月22日 |
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キャスト |
監督:原田眞人
原作:京極夏彦 出演:堤真一 阿部寛 椎名桔平 宮迫博之 田中麗奈 黒木瞳 マギー 堀部圭亮 荒川良々 寺島咲 谷村美月 大森博史 大沢樹生 右近健一 池津祥子 田村泰二郎 小松和重 矢柴俊博 中瀬博文 月登 遊人 秋本つばさ 吉沢季代 植本潤 桂憲一 神谷美花 下山葵 木村彩由実 笹野高史 清水美砂 篠原涼子 宮藤官九郎 柄本明 野口尋生 白井雅士 山下禎啓 宮田博一 赤池高行 河西祐樹 小倉直紀 氏原祐介 中山治哉 中野照久 佐藤友一 八代進一 各務立基 横道毅 高荷邦彦 水下きよし フジキマコト 中田敦夫 水口助弘 森藤秀実 水紀百恵 たんぽぽおさむ 加藤愼一 八代定治 桂健太朗 川又美保 宮田美穂子 澤純子 上野裕子 室井美可 山田ひとみ 水井ちあき 澤部ひろ子 石山和史 井上啓子 青木久美子 寺田清正 山崎友嗣 薄井伸一 松田健男 多賀信孝 西山清 田山剛 木村隆之 入野富久 久米伸明 山本浩貴 永沼友由輝 武田昌樹 浅野泰徳 森島佐代子 柏マチ子 目澤恵美子 山崎あゆみ 瑠璃千面 川崎峰幸 渡辺正人 近藤正治 大石貴久 小原進 Wu Ren Yuan ジェイソン Wang Zheng Quan Liu Fu Shan Lin Ji Ge Si Peng Fang Xiao Yue Guo Yi Min Zhu Xiao Wen Song Jie Sun Wei De Chen Mao Lin Cao Shi Ping Zhang Meng Fei Gui Dong Huang Chao Wang Qi Chen Jia Yu Guo Jin Qian Yi Zhu Rui Xang Song Ru Hui Wang Cai Ling Sun Yue Sun Feng Ying Jing Yi Yu 出演(声):Lu Shao Ming Wang Ran Ma Xin Jun |
配給 | ショウゲート |
制作国 | 日本(2007) |
上映時間 | 133分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.05点★★★☆☆、30件の投稿があります。
P.N.「ふたとき」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2008-02-05
原作未読で観てきました。最初は視点がころころ変わって、観づらい部分もありましたが、それでも十分面白かったです。 原作ファンの方には、物足りなさも残るかも知れませが、拘りすぎずにご覧になれば、楽しめる作品になっていると思います。