ふるさと JAPAN 作品情報
ふるさとじゃぱん
太平洋戦争が終わって10年余りが経過した昭和31年の春。東京・深川の木場の小学校に、坂本理恵子(声:花村さやか)という名の新しい先生が赴任してきた。時を同じくして、6年4組に神戸からの転校生・宮永志津(河口舞華)がやってきた。歌手になるという夢を持つ、明るく美しい女の子だった。スポーツも勉強もできる志津はたちまちクラスの人気者になる。そんな志津を、学級委員長でクラスの中心的な存在である建具屋の息子・アキラ(関根直也)も、強く意識するようになる。坂本先生は、年末に開かれる地区合唱大会での優勝を目標に掲げ、6年4組からは、志津や彼女と仲のよい、君代(本多薫実)・ヒカル(高田奈々)・ヤヨイ(小薗江愛理)・そしてアキラや医者の息子で秀才のハカセ(熊谷健吾)らがメンバーとして選ばれる。実は坂本先生は、特攻隊で亡くなった兄(鈴木正和)から「教師になって童謡を子どもたちに伝えていってほしい」という遺言を受けて、音楽教育にとりわけ強い情熱を持っていたのだった。ガキ大将だがどこかに影を背負っているゴン(木村昴)、アキラの遊び仲間のヨシオやテル(神南哲也)、そしてメンバーには選ばれなかった子どもたちも合唱大会への参加に胸を躍らせる。しかし、アキラやゴンたちが起こしたある<事件>が発覚し、先生たちの厳しい判断で、合唱大会への参加は中止となってしまう。アキラと志津の間には溝ができ、そのまま夏休みとなった。そんなある日、志津が海の事故で突然亡くなってしまう。大きなショックを受けるアキラ。しかし、意外にも志津に対して秘めた思いを持っていたゴンの強い勧めで、アキラはもう一度合唱大会に出られるよう学校に掛け合う。その熱意は校長先生を動かし、再び合唱大会への参加が許される。坂本先生のもと、子どもたちは、亡くなった志津への想いや突然転校してしまったゴンへの想いを心に担いつつ、冬の大会に向けて厳しい練習に取り組んでいくのだった……。
「ふるさと JAPAN」の解説
昭和31年の深川の木場を舞台にして、<時代>と<場所>を背景に、童謡を歌い継いでいこうとする教師と子どもたちの”魂の絆”を描いたアニメ。監督・脚本は「NITABOH 仁太坊-津軽三味線始祖外聞」の西澤昭男。世界各国のアニメーション作品が集る第12回リヨン・アジア映画祭のアニメーション部門において、グランプリ・子供部門グランプリの2冠に輝いた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年4月7日 |
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キャスト |
監督:西澤昭男
出演:関根直也 河口舞華 木村昴 花村さやか 桑原成吾 神南哲也 熊谷健吾 小薗江愛理 高田奈々 本多薫実 岩田安生 上田陽司 てらそままさき 鈴木正和 土師孝也 よのひかり 中村るみ 園田恵子 羽鳥靖子 斎藤恵理 定岡小百合 小林優子 |
配給 | AMGエンタテインメント |
制作国 | 日本(2007) |
上映時間 | 98分 |
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