僕は妹に恋をする(2006) 作品情報
ぼくはいもうとにこいをする
双子の兄妹の頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は、同じ学校に通う高校三年生。幼い頃はシロツメ草の草原で無邪気に結婚の約束をしたほど仲がよかったが、最近はなぜか、頼の郁への態度はすっかり冷たくなっている。頼の変化を悩みながらも、二段ベッドの上に眠る頼に、自分に思いを寄せる矢野(平岡祐太)にどう答えるべきかを相談する郁。「郁の好きにしろよ」。返事はやはり冷たい。体育の授業中、サッカーをする頼と矢野。激しく矢野に当たっていく頼に対し、矢野は「妹ちゃんのこと、諦めてないから」と挑発する。放課後、校庭を歩く郁を、優しい眼差しで見つめる頼。そんな頼に対し、クラスメイトの楠友華(小松彩夏)は意味ありげに「妹って得だね」とつぶやく。ある夜、眠れない頼は、ベッドの下段に眠る郁の左手の薬指にキスをし、そして、唇にキスをしようとする。目を覚ました郁に、「ずっと好きだった」と思いをぶつける頼。「俺を選ぶなら郁からキスして」と言われ、戸惑いながらも郁は「ヒドイよ」と言いながらキスをする。そしてそのまま2人は初めて結ばれる。翌朝、学校へと出かけた2人の部屋を掃除する母親(浅野ゆう子)は、乱れた郁のベッドと、使った形跡のない頼のベッドを見て何かを察知する。ようやく矢野に「他に好きな人がいる」とハッキリと断る郁。そして放課後、頼と郁は夕日で真っ赤に染まった理科室で口づけを交わす。しかし、その様子をドア越しに友華が見てしまう。郁との関係をネタに、「アタシとつきあって」と頼に迫る友華。「兄妹でなんてヘンだよ」「2人とも苦しむよ」と目を背けていた事実を改めて突きつけられ、気持ちが揺れ始める頼。郁を忘れられるならと、友華とつきあうことにする。だが、ラブホテルに行っても郁のことが頭から離れられない。ふたたびよそよそしくなった頼を学校で探す郁は、友華と一緒に屋上で頼を見つける。そこで2人がつきあっていることを知らされた郁はそこから逃げ出すが、頼は追うことができない。矢野に叱咤激励され、ようやく郁を追い始める頼。夜になってようやく公園で寝転がっている郁を見つける。そこでお互いの想いを確かめ合う2人。翌朝、子供の頃に約束を交わしたシロツメ草の草原を目指して列車に揺られる頼と郁。しかし、想い出の場所は、今や造成途中の荒れ地と化していた。その風景を見て、頼は終わりを覚悟する。「あの時間とあの場所には、戻れないんだな」そして、2人はそれぞれの足で歩き出す……。
「僕は妹に恋をする(2006)」の解説
双子の兄妹の恋愛を描いたラブストーリー。『少女コミック』(小学館)に連載さた人気コミックの映画化。監督は「blue」の安藤尋。主人公の容姿端麗で成績優秀な双子の兄・頼を演じるのは、「東京タワー」の松本潤。妹の郁に扮するのは、ドラマ『ダンドリ。~Dance☆Drill』の榮倉奈々。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年1月20日 |
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キャスト |
監督:安藤尋
出演:松本潤 榮倉奈々 平岡祐太 小松彩夏 岡本奈月 工藤あさぎ 渡辺真起子 諏訪太郎 真柳美苗 工藤あかり 石井柾圭 大森絢音 鈴木颯人 小西結子 秋山綾香 萩原彩 浅野ゆう子 |
配給 | 東芝エンタテインメント |
制作国 | 日本(2006) |
上映時間 | 122分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.25点★★★★☆、4件の投稿があります。
P.N.「キャッシュ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2010-03-21
松潤は凄く良い演技だった!松潤じゃなくて完全に頼だったと思う♪1つ1つの表情を大切にしている感じで、じっくり見る価値がある映画でした。原作ファンの方も楽しめるとは思いますが原作ほど内容は濃くないです。また、原作のような頼と郁の濡れ場は無いのでそこは期待しない方が良いです。松潤の爽やかさが原作の頼と上手くマッチして良い作品になっていました。