ディス・イズ・ボサノヴァ 作品情報
でぃすいずぼさのば
ボサノヴァは、1950年代後半にブラジルで誕生し、現在では世界中で愛されている音楽である。ボサノヴァは、それまでのブラジルのポピュラー音楽に見られていたハーモニーとビートを革命的なまでに変えた。そしてその美しいメロディと斬新かつロマンティックな歌詞で、“愛と微笑みと花”に満ちた輝ける時代を瑞々しく歌い上げてみせた。こうして、リオデジャネイロの若者たちから生み出された新しい潮流。ボサノヴァは、以降のブラジルのポピュラー音楽を根本的に変えることになった。そしてその潮流はやがて大きな波となり、1962年にニューヨークのカーネギーホールで開催された記念碑的コンサートと、翌年録音された『ゲッツ / ジルベルト』の大ヒットによって、国際的にも認知されるようになった。このムーヴメントの偉大な二人の現役作曲家である、カルロス・リラ(『ロボ・ボボ』『もっとも美しいもの』『あなたと私』の作者)とホベルト・メネスカル(『小舟』)によって物語は語られていく。この二人が、ボサノヴァが誕生したゆかりの地を再訪し、彼らがキャリアをスタートした頃のとっておきのエピソードやストーリーを披露する。また、カルロス・リラ、ホベルト・メネスカル、ジョアン・ドナート、アライヂ・コスタ、ジョニー・アルフ、レニー・アンドラーヂ、クリス・デラーノ、ジョイスなど、世代を超えたボサノヴァのミュージシャン、作曲家、パフォーマーたちのインタビューや独占ライヴ映像も。さらに、黄金時代のムーヴメントに参加したブラジル人ミュージシャンと国際的アーティストたちによる、貴重な独占アーカイヴ映像も多数含まれる。本作はボサノヴァのリズム、歌詞、ハーモニー、ビート、とそれぞれのパートに分かれ、セルジオ・カブラルやタリキ・ヂ・ソウザなど、ボサノヴァ文化に詳しい作家や評論家たちによって分析や解説がくり広げられてゆく。
「ディス・イズ・ボサノヴァ」の解説
ヴァの歴史を紐解くドキュメンタリー。監督は「MASTERS OF THE LAND(OS SENHORES DA TERRA)」のパウロ・チアゴ。出演は『あなたと私』を生み出したカルロス・リラ、『リオ』のホベルト・メネスカル、『イパネマの娘』のアントニオ・カルロス・ジョビンほか。2006年ブラジル映画祭(パリ)観客賞、2006年ブラジル映画祭(マイアミ)音楽監督賞ほか受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年8月4日 |
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キャスト |
監督:パウロ・チアゴ
出演:カルロス・リラ ホベルト・メネスカル ジョアン・ジルベルト アントニオ・カルロス・ジョビン フランク・シナトラ ジョイス ワンダ・サー ジョアン・ドナート イコ・カストロ・ネヴィス ジョニー・アルフ ビリー・ブランコ オスカール・カストロ・ネヴェス ベベート レニー・アンドラーヂ セルジオ・ヒカルド ドゥルヴァル・フェヘイラ パウロ・ジョビン アライヂ・コスタ ケイ・リラ クリス・デラーノ セルジオ・カブラル タリキ・チ・ソウザ アルトゥール・ダ・タヴォラ マルセロ・カマラ ミエリ カルロス・ディエギス ネルソン・モッタ オターヴイオ・テルセイロ |
配給 | ワイズポリシー |
制作国 | ブラジル(2005) |
上映時間 | 129分 |
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