P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-19
オムニバスなスタイルの本篇,映画館へ行くのに久し振りに渋谷スクランブルスクエアを通るとオーバーツーリズムで一段と世界各地からの観光客も多く為って居たー。菊地凛子と役所広司共演の本作日本篇にもシンボリックに此の聖地が登場してるんだ
ばべる
総合評価3.79点、「バベル」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
オムニバスなスタイルの本篇,映画館へ行くのに久し振りに渋谷スクランブルスクエアを通るとオーバーツーリズムで一段と世界各地からの観光客も多く為って居たー。菊地凛子と役所広司共演の本作日本篇にもシンボリックに此の聖地が登場してるんだ
それにエピソードとしても、この日本編だけ浮いている。
聾啞の少女の孤独の描写は良かったが、脚本段階で思い切って削除してしまう勇気も欲しかったところだ。
この映画には、構成や物語の作り方において、いろいろと問題点はあると思う。
しかし、愛のすれちがいを丁寧に描いており、感動的な余韻を残していると思う。
人によって好き嫌いは分かれそうな気がするが、個人的には大好きな作品だ。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
この映画は、バベルの塔の建設がきっかけで世界の言語が分かれ、互いの意思疎通ができなくなったという、聖書の逸話をメタファーとして掲げた作品だ。
メタファーからわかることだが、この映画を一言で語るならば、愛のすれ違いを描いた作品と言えるだろう。
映画の中で悪いことなどしていない、愚かなことをしただけだ、といったニュアンスのセリフをメキシコ人の家政婦が口にしているが、そのセリフが映画全体を象徴しているように思う。
その愚かしい、言うなれば、強情な意地から、夫婦や親子や兄弟の愛のすれ違いが生まれているという印象を受けたからだ。
さすがにアカデミー賞にノミネートされるだけあり、菊池凛子演じるチエコの孤独が丹念に伝わってくるのが印象深い。
だが個人的にはテーマの描き込みが言葉足らずという印象があり、ラストの親子で抱き合うシーンもさして心には響いて来なかった。
予め決められて居る定めに従って出来事の全貌が浮き彫りに為って行く一際,巧みなシナリオと三篇のepisodeが交錯して魅せた。全く眼が離せないスリリングな展開。小悪魔的な菊地凛子の鮮烈な印象もまた
9.11をモチーフにしたオムニバスのフランス映画〈セプテンバー イレブン〉に本監督の映像作品が。其れは現代版バベルの塔の如き文字通り暗闇とnoiseで構成されたショートショート。ラストの光が何を物語るのか?本篇に通じ合う処が見られ…
本篇サウンド・トラックのグスターボ・サンタオラヤの名スコアも堪能
そして,最年少出演のエル・ファニングも他のキャストに負けない存在感が在るんだ。今回は世界の4プレイスで共時的に展開された,イニャリトウ監督の画いた人間疎外の障壁と絆の恢復の物語は更に続く様な気も
世界の出来事はメビウスの輪の如く連鎖して居る。銃口が事件を起こしたモロッコ,国境警備の中に垣間見られる差別感情のメキシコ,バベルの塔の様なmillion都市トーキョー,3都市の各々の家族の物語が交錯して
上野の森美術館で大混雑の「ミラクル・エッシャー展」を見に行ったらブリューゲルの絵画「バベルの塔」を題材にした様なエッシャーの絵が一点、出品されていた。画家エッシャーは巻き貝等のミクロ界やイタリアでの風景のマクロ界の観察等から恐らく独自なモザイク風の不思議なメビウスの輪或いはループ構造の絵画・版画表現に辿り着いた見たい何だ。本編も「聖書」のバベルの塔のエピソードを基に複雑な現代社会の断面を活写していたねえ🎵
本編の流麗なカメラワークはロドリゴ・プリエトで在った…。「21g」等、本監督とのタッグで知られる名手。
そして本編を撮影したタク・フジモトがアラン・ルドルフ監督とタッグを組んだ本邦未公開のmystery映画「リイメンバー・マイネーム」を視た。ジュラルデイン・チャップリンが、カメレオン俳優振りで魅せたミステリアスな謎の女ー。アンソニー・パーキンスがヒッチコック監督「サイコ」のイメージが強い丈に、逆ストーカーものとも想えて…。師ロバート・アルトマンが製作に当たった。
movieplusの深夜放映で見た。絶望と希望か息苦しい程に鬩ぎ合う作品。摩天楼の様な夜の東京、メキシコ国境、モロッコ等現代の地上で起きている差別、不幸、悲劇を本映画は、断片的だが、包み隠さずに露に表出した。其の答えは無いのだけれども-。ブリユ-ゲルの絵画 を読み解くのはとどのところ観賞者なのだから。
上野の東京都美術館でブリューゲルの名画「バベルの塔」を観て来ました…。割りと小さな画面に塔建設の働き手等が1400人。アーント-マンの様に極小で緻密さを競う!!謎の名画からクラシックSF 映画<メトロポリス>が見たくなったー。本編もその一本。TV 放映で断片的にしか観ていないので、<バードマン…><21g >等の名作を撮った監督の本編、映画館の大スクリーンで観たくなった。手塚治虫のアニメーションも!
たくさん詰め過ぎ…
いろいろなストーリーを詰め込むならラブアクチュアリーみたいな気持ち良さがあれば良いけど…
ん~菊地凛子バージョンだけで良かったような…
結局どんな映画と言われても難しい
サンチャゴ役のガエルは、顔はイケメンなのに背が低くてなんか惜しいですね(笑)
楽しむ映画ではないですね
すいません、菊池凛子さんホントに嫌いになりました。マスベしてた男の子にもかなり引きました…。
見た瞬間吐き気を催しました…。
映画館で見なくて良かった。
唯一の救いはブラピ出演ですね!
面白さを求める作品ではないが、難解でもない。意志の疎通や格差、立場の違い、見方の違いを問題提起した作品だと思います。その象徴のひとつとして菊池凜子の聾唖の少女が描かれたのでしょう。素晴らしい演技だと思いました。エピソードとしてはメキシコのおばちゃんが印象深いです(笑)
テレビや雑誌が騒いだだけの作品です。話題になった割りに映画館で見る価値薄い。見たければレンタルで十分…
とても意味深い映画でした。こういう映画は初めて観ました。個人的にはなかなか面白かったです!
人は心に砂漠を抱いている。東京にいても音の無い世界に住むチエコもしかり。例え家族であっても他人と繋がることの難しさ。最後に少し救いがあります。名作だと思う。