椿山課長の七日間 作品情報
つばきやまかちょうのなのかかん
突然死した椿山課長(西田敏行)が気付くと、そこはあの世とこの世の間にある中陰役所だった。担当者のマヤ(和久井映見)から特例として初七日までの3日間だけ現世に帰ることができる制度があると聞いた椿山は、早速申し出る。他に特例が認められたのは、子分たちの様子を知りたいヤクザの武田(綿引勝彦)と実の両親に会いたい少年・雄一(伊藤大翔)。椿山が目を覚ますと、絶世の美女・椿(伊東美咲)になっていた。少女・蓮子(志田未来)として蘇った雄一とともにそれぞれの家へ行く途中、父が公園でパソコンを操っているのを見かける。椿山夫婦を気遣い、痴呆症のふりをしていたらしい。椿山の自宅には、何故か部下の嶋田(沢村一樹)がいる。結婚する前から妻・由紀(渡辺典子)と深い仲で、息子・陽介は実は嶋田の子だったことが判明する。一方、竹内(成宮寛貴)として蘇った武田は、武田の息子として弟分の市川(國村隼)の元を訪ねる。子分の一人・卓人が武田の仇を取ろうとしていること、相手は市川だと勘違いしていることを知り、竹内は市川の身辺警護につく。蓮子からの連絡により、蓮子の実の両親は市川夫妻だと知った竹内は、三人を引き合わせる。その時、卓人が乱入。市川を撃とうとするところを竹内が身をもって守り、消えていく。はじめは陽介が息子だと思っていた市川の妻・静子(市毛良枝)も、この様子を見て蓮子が息子だと気付き、抱きしめる。ありがとうと言い、消えていく蓮子。椿は、この3日間のうちに長年自分のことを愛してきたことを知った同僚の知子(余貴美子)の元へ行き、好きだ、とサインを送る。中陰役所に戻り、急死した椿山の父と合流。4人は天国への階段をのぼっていく。
「椿山課長の七日間」の解説
突然死した中年男が絶世の美女になって蘇り、家族や同僚に隠された事情を知る、ユーモラスな感動作。浅田次郎の同名作品(朝日新聞社刊)を、「子ぎつねヘレン」の河野圭太が映画化。出演は「釣りバカ日誌」シリーズの西田敏行、「アバウト・ラブ/関於愛」の伊東美咲、「NANA」の成宮寛貴ほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年11月18日 |
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キャスト |
監督:河野圭太
原作:浅田次郎 出演:西田敏行 伊東美咲 成宮寛貴 和久井映見 市毛良枝 桂小金治 志田未来 須賀健太 沢村一樹 綿引勝彦 渡辺典子 西尾まり 茅島成美 伊藤大翔 松田悟志 青木崇高 山田花子 藤村俊二 余貴美子 國村隼 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2006) |
上映時間 | 118分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.5点★★★☆☆、2件の投稿があります。
P.N.「内海亜久斗」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2008-12-06
人は時として、突然死を迎える、突然死んだ人は大切な人にも忘れ去られがち、といった感じの死に関する理不尽さのようなものを説いた映画でしたね。だからといって、人が死んだというのに明るく綺麗に済ませすぎな気がしました。この映画を観て、死ぬのが怖くなくなったという人も沢山いるそうですか、逆を言えば自殺願望者には絶対見せてはいけない作品だと思います。