ナイロビの蜂 作品情報
ないろびのはち
ガーデニングが趣味の物静かな英国外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、スラムの医療施設を改善する救援活動に励む妻テッサ(レイチェル・ワイズ)と、ナイロビで暮らしていた。しかし突然、テッサがトゥルカナ湖の南端で殺害されたという報せが届く。彼女と同行していた黒人医師アーノルド(ユベール・クンデ)は行方不明。警察はよくある殺人事件と断定して処理しようとするが、その動きや、テッサに密かに思いを寄せていた同僚サンディ(ダニー・ヒューストン)の不審な振る舞いから、疑念にかられたジャスティンは、妻の死の真相を独自に調べ始める。そして、アフリカで横行する薬物実験、大手製薬会社と外務省のアフリカ局長ペレグリン(ビル・ナイ)の癒着という、テッサが生前暴こうとしていた世界的陰謀を知る。命の危険にさらされながら、テッサの想いを引き継ぐジャスティンは、その過程で、改めてテッサへの愛を実感していく。やがてジャスティンもテッサと同じように湖の南端で殺害されるが、テッサのいとこの弁護士の尽力によって、ペレグリンの悪事を示す手紙が世間に公開されるのだった。
「ナイロビの蜂」の解説
妻の死に隠された世界的陰謀を追い、アフリカの大地を巡る英国外交官を描いた社会派ラヴ・ストーリー。監督は「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス。脚本は「007/ゴールデンアイ」のジェフリー・ケイン。原作はサスペンス界の巨匠、ジョン・ル・カレのベストセラー小説。撮影は「シティ・オブ・ゴッド」のセザール・シャローン。音楽は「バッド・エデュケーション」のアルベルト・イグレシアス。美術は「ミリオンズ」のマーク・ティルデスリー。編集は「抱擁」のクレア・シンプソン。衣裳は「堕天使のパスポート」のオディ・ディックス・ミレー。出演は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のレイフ・ファインズ、「コンスタンティン」のレイチェル・ワイズ、「アビエイター」のダニー・ヒューストン、「憎しみ」のユベール・クンデ、「アンダーワールド」シリーズのビル・ナイ、「イーオン・フラックス」のピート・ポスルスウェイト。2006年アカデミー賞助演女優賞、同年ゴールデン・グローブ助演女優賞など受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年5月13日 |
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キャスト |
監督:フェルナンド・メイレレス
原作:ジョン・ル・カレ 出演:レイフ・ファインズ レイチェル・ワイズ ユベール・クンデ ダニー・ヒューストン ビル・ナイ ピート・ポスルスウェイト |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
制作国 | イギリス(2005) |
上映時間 | 128分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.5点★★★★☆、4件の投稿があります。
P.N.「ディライラのあんちょ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2020-07-29
気の強い主人公の妻と優しい物静かな外交官の主人公がアフリカに赴任したことで、運命が動き出す。彼女が大胆で疑問に思う事、真相を解明しようと行動することで、夫に不安と疑惑を呼び起こす。そして彼女の死。その謎を夫が突き止めるため、自らの命を懸け立ち向かう。甘く切ない二人の時間とアフリカの赤い土と熱気、自然がどうしようもなく辛く、険しい現実を突きつける。