忍 SHINOBI 作品情報

しのび

1614年。初代・服部半蔵との約定で、長きに渡って戦うことを禁じられ、憎しみ合って来た忍者の二大勢力・伊賀と甲賀。だが、伊賀“鍔隠れの里”の党首・お幻の孫である朧と、甲賀“卍谷”の党首・弾正の跡継ぎ・弦之介は、互いの身分を知ることなく出会い、秘かな愛を育んでいた。そんなふたりに悲劇が起こる。天下人・徳川家康の命によって、伊賀と甲賀、5対5の忍術合戦を強いられたのだ。しかも、その結果次第で次期将軍を決すると言う。かくして、各5人の精鋭のうちのひとりに選ばれた朧と弦之介は、敵同士として戦う破目になるが、実はその指令の裏には、天下統一、泰平の世を目指す家康と側近・南光坊天海の、“忍の根絶やし”と言う真の目的が隠されていた。ただひとりそれを洞見し、戦いを回避させようとする弦之介。しかし、伊賀甲賀争忍の禁は解かれ壮絶な戦いが展開、伊賀の鍵爪を武器とする野生児・蓑念鬼、糸で敵を切り裂く夜叉丸、毒蛾を操る少女・蛍火、冷徹な策士・薬師寺天膳、甲賀の先読みに長けた盲目の室賀豹馬、棒手裏剣の名手・筑摩小四郎、何人にも姿を変える如月左衛門、体内で猛毒を発生させる妖艶な美女・陽炎が、次々と命を落としていった。そして、朧と弦之介の宿命の対決――弦之介は、朧に両里の命運を託すと、彼女にわざと刺され絶命した。こうして、最後まで生き残り駿府へと上がった朧は、弦之介の遺志を全うすべく、時を同じくして開始された双方の里への攻撃を中止してくれるよう家康に上申するが、果たして、彼女の願いは自ら両目を潰し秘術を封印することによって聞き入れられ、その後、265年続いた徳川の世をふたつの里は生き抜いたのであった。

「忍 SHINOBI」の解説

愛し合いながらも、戦いを強いられた伊賀と甲賀の忍の悲恋の行方を描く時代活劇。監督は「about love/東京」の下山天。山田風太郎による『甲賀忍法帖』を基に、「Returner」の平田研也が脚色。撮影を「釣りバカ日誌16」の近森眞史が担当している。主演は、「g@me.」の仲間由紀恵と「メゾン・ド・ヒミコ」のオダギリ ジョー。松竹創業110周年記念作品。HD24pからの変換。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年9月17日
キャスト 監督下山天
原作山田風太郎
出演仲間由紀恵 オダギリ ジョー 椎名桔平 黒谷友香 沢尻エリカ 升毅 坂口拓 虎牙光輝 伊藤俊 木下ほうか 三好健児 りりィ 寺田稔 北村和夫 石橋蓮司 永澤俊矢 松重豊 仁科克基 なべおさみ 和鞍さほり 赤塚篤紀 三浦祐介 白井真澄 大石寛太 米山勇樹 水島あやめ 白井雅士 田端かや乃 春田ゆり 茂木和範 恩田恵美子 渡辺海渡 冬馬 佐藤祥太 小澤湖太郎 中川美莉 鈴木明里 梅澤菜奈子 田中みいや 長吉悠希 清家利一 ダイゼン近藤 新井量大 天現寺竜 松崎裕 赤星満 土師正貴 吉崎孝行 中川素州 台真奈美 彩希羽衣 堀田大陸 鈴木雄一郎 田崎敏路 安西秀之 宗像徹哉 松本直也 飯田和希 一岐美憂 川本真珠 一ノ瀬豪優 鈴木歩惟 鈴木歩実 丸野沙椰 金子洋也 赤池忠訓 加地樫伎 倉橋里美 藤本静 舟山弘一 門利眞吾
配給 松竹
制作国 日本(2005)
上映時間 100分

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。

P.N.「ヤマグチゴロン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-04-26

山田風太郎の選りすぐりのドリームチーム対抗戦フォーマットが大好物の原作ファンにとっては、呆気なく死んで行く忍者たちのめくるめく忍法・格闘・殺陣に期待していたのだが。ロマンス中心の演出、おしゃれな衣装やメイクは若いカップル特に女性達への時代劇アピール?脇役たち忍者達のエピソードをも少し見たかった!

最終更新日:2022-07-26 11:03:37

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