インディアン・サマー(2004) 作品情報
いんでぃあんさまー
高校卒業と同時に、スタジオミュージシャンを目指して上京したアキオ(いしだ壱成)。でも、本当はなんでもいいから東京に行く口実が欲しかった。ギターをプレイするのは好きだが、プロになる腕がないのは、自分でよく知っていた。実家のすし屋を継ぐのが嫌で、なんでもいいから上京したかった。東京の専門学校に入学するが、もちろん続くはずもなく、現在はフリーター。働くときもあれば働かないときもあり、毎月の家賃を払うにも厳しい状況だ。おまけに同棲していた恋人・夕子(能世あんな)は他に好きな男ができて、出て行く寸前だった。そんなある日、実家の母親が入院した。実家は東京にも通える距離にあるので、アキオは見舞いに行く。久しぶりに会う旧友たち。みんな、それぞれに人生を生きていた。だけど、アキオは絶対に家業を継ぎたくはなかった。そんな中、久しぶりに幼なじみの千春(黒谷友香)の継父に会うアキオ。なんと千春は、半年前から連絡がとれないという。千春とは、東京に出てくる時に同じ電車に乗り、新宿駅のホームで別々の方向へと歩き出して別れたのだった。それ以来、会っていない。そういえば、アルバイトで工事現場の警備員をしていた時に、通りの向こうで男と口論していた千春を見かけたことがあった。あの時、声をかけていれば…。アキオは千春を捜すことにする。ためしに千春のアパートを訪ねるが、たまりにたまった郵便物があるだけだった。そこで、千春を捜すもうひとりの人物・松井(高知東生)と出会うアキオ。彼は千春の元の会社の同僚で、恋人でもあった。しかし彼は結婚していて、千春とは不倫していたのだった。そして、半年の間にきちんとけじめをつけ、今は離婚していた。松井の話から、千春が会社を辞め、日々に刺激が欲しいと水商売に転職したこともアキオは知る。あの千春が水商売? と驚くアキオだが、日々の生活に刺激がないことは、アキオとて同じことだった。千春が働いていたスナックを訪ねると、どうやら彼女は嫌がらせやストーカーに悩まされていたらしい。アキオの頭に、通りの向こうで口論していた千春と男の顔が浮かぶ。そして、引越し準備を始めていた夕子が、千春を捜すのを手伝うと言ってくれた。ふたりは、千春が「北へ行く」と言っていたことを手がかりに、北へ向かう。
「インディアン・サマー(2004)」の解説
都会で生きる“迷い”や“焦燥”をリリカルに描き出し、若者が抱える様々な思いを描いた青春映画。監督は「ショコキ!」で助監督を務めた佐藤太。主演はいしだ壱成。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年8月13日 |
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キャスト |
監督:佐藤太
出演:いしだ壱成 黒谷友香 能世あんな 国分佐智子 津田寛治 水橋研二 中村繁之 高知東生 小手川祐子 北見敏之 |
配給 | スローラーナー |
制作国 | 日本(2004) |
上映時間 | 99分 |
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