非日常的な彼女 作品情報
ひにちじょうてきなかのじょ
高校生のチョルス(チョン・ウンイン)は、クラブで女子高生のエラン(チェ・ミンソ)に一目惚れする。ちょっかいを出すチンピラを、舌にタバコを押しつけてビビらせ、鮮やかな蹴りで片付けてしまう彼女にチョルスは、ますます惹かれていき、酔ったはずみで関係をもってしまう。その結果、妊娠したエランは学校のトイレで男の子を出産し、授業中のチョルスのもとにその子を宅配する。驚いたチョルスはエランに連絡を取ろうとするが、彼女は保守的な両親に米国に留学させられていた。一瞬にしてシングル・ファーザーになってしまったチョルスは退学になり、身寄りのない彼は、一人で子供を育てるため、三流クラブのMCで生計をたてることにする。それから 9年。二人が一夜を過ごしたモーテルの名前をつけられたチョウォン(ユ・スンホ)は、クラブの歌手やドラッグクィーンに囲まれながら、皆に愛される賢い少年に育っていた。だらしない自分を甲斐甲斐しく世話し、腑甲斐ない自分にも怒ることもない明るく素直なチョウォンは、チョルスにとって、このうえない宝物だった。そんなある日、チョルスは高校時代の友人ジョルグと再会する。ランジェリー・デザイナーになったジョルグは、米国の支店長だという女性をチョルスの店に連れてくる。なんとその女性こそが、エランだった。思いもよらない再会にショックと怒りを隠せないチョルスは、エランにチョウォンに会うことも母親だと名乗ることもしないでほしいと言う。だが、深い後悔の念と母性に苛まれるエランは、下校途中のチョウォンに会いにいく。チョウォンは他人とは思えないエランに親近感を覚えるが、彼女が死んだと聞かされていた母親だと知り、ショックを受ける。父チョルスの思いをよくわかっている彼は、引き止めるエランを泣いて振り切り、チョルスと一緒にソウルを出る。チョルスは地方でオカマダンサーの職を得て、最愛のチョウォンと二人きりの生活を始める。だがある日、チョウォンを傷つけられたことでキレたチョルスは、ボスに反撃。しかし逆襲された彼は、危篤状態になってしまう。涙がとまらないチョウォンが電話をかけた先は、米国に戻る途中のエランだった。
「非日常的な彼女」の解説
若気の至りで高校生にしてシングルファーザーとなった青年が、破天荒な実の母に振り回されながらも健気な息子と絆を深めていくハートフル・コメディ。韓国では2004年9月に公開されるとオープニング興行ランキング第3位を獲得し、その後も3週連続トップ10入りを果たした。主演は日本映画「亡国のイージス」で女性工作員を鮮烈に演じたチェ・ミンソ。大河ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』で王様の中宗を演じるイム・ホがおかまダンサーに扮している。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年12月3日 |
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キャスト |
監督:イ・サンフン
出演:チェ・ミンソ ユ・スンホ チョン・ウンイン イム・ホ |
配給 | AMGエンタテインメント |
制作国 | 韓国(2004) |
上映時間 | 102分 |
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