マジシャンズ 作品情報

まじしゃんず

江原道(カンウォンド)の森。山荘のカフェ・マジシャンズで2人の男ジェソン(チョン・ウンイン)とミョンス(チャン・ヒョンソン)が音楽に熱を上げていた“あの頃”の話で盛り上がっている。ギターをもった女ジャウン(イ・スンビ)もそこに現れているが、彼らたちには見えない。ジェソンとミョンスは、高校時代からの親友でバンド<マジシャンズ>のメンバー。3年前に仲間のジャウンが自殺したことでバンドは解散していた。男たちはもう一人のメンバー、ハヨン(カン・ギョンホン)の到着を待っている。現在から過去へ…カフェの2階には、3年前恋人同士だったジェソンとジャウンがいる。ジェソンはジャウンを心の底から愛していたが、ドラッグを止められない彼女に怒りをぶつける。一方、ハヨンへの愛がまだ消えていないミョンス。現在から過去へ…夜の森に、3年前のミョンスと愛するハヨンがいる。ハヨンは親友ジャウンの死を救えなかったことに責任を感じ、歌えないと言い出す。レコーディングを控え、口論になる2人。旅行で訪れた森に恋人同士だった頃のジェソンとジャウンがいる。ジャウンは自殺をほのめかすような発言をし、ジェソンを困らせる…ジャウンは、ハヨンに電話して一緒にいてほしいと懇願する。しかしハヨンは断る。寂しさに耐えられないジャウンは自殺してしまう。ハヨンがようやくカフェに到着する。久しぶりに再会したミョンスとハヨン。ミョンスはハヨンに自分の作った曲を歌ってほしいと願う。しかしハヨンはジャウンを思い出し、心が痛んで歌えないと断る。ジェソンはジャウンへの想いを、ミョンスはハヨンへの想いを大声で叫び、3年間の苦しみを吹っ切る。その時、ハヨンが一緒に演奏しようと2人に声をかける。ドラマーのジェソン、ボーカルのハヨン、キーボード&ベースのミョンスが演奏をし始める。3人を見守っていたギターのジャウンも加わり、“あの頃”の魔法の瞬間が蘇える。

「マジシャンズ」の解説

かつてのバンド仲間が集まった大晦日の夜、恋に音楽に酔った青春の日々が静かによみがえる。全編ナイトシーン、オープンセットという制限した時間と空間。現在と過去の物語が交差し、95分ワンカットで撮影された本作は、実験的な映画手法と演劇的な演出の融合をめざす。監督は「スパイダー・フォレスト 懺悔」のソン・イルゴン。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年1月20日
キャスト 監督ソン・イルゴン
出演チョン・ウンイン チャン・ヒョンソン イ・スンビ カン・ギョンホン キム・ハクソン
配給 IMX
制作国 韓国(2005)
上映時間 95分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「マジシャンズ」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:36

広告を非表示にするには