P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-05-14
本篇戯曲の舞台版演出家の鵜山仁の新作上演〈眞理の勇氣~戸坂潤と唯物論研究会〉青年劇場を観劇した。日本が戦争に突入して行く暗黒の時代に思想信条の自由が危うく為ってゆく様をウクライナ情勢に揺れる現代社会と重ね。悲喜劇な人間ドラマ
ちちとくらせば
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本篇戯曲の舞台版演出家の鵜山仁の新作上演〈眞理の勇氣~戸坂潤と唯物論研究会〉青年劇場を観劇した。日本が戦争に突入して行く暗黒の時代に思想信条の自由が危うく為ってゆく様をウクライナ情勢に揺れる現代社会と重ね。悲喜劇な人間ドラマ
本・井上ひさしの舞台〈組曲虐殺〉を観劇していて黒木和雄監督のレクイエム・シリーズの三作目の本篇の事が頭を過った。場所や時代背景は違うものの戦争が人間にもたらすものの本質に触れて居るのでは無いか
井上ひさしの最期の戯曲〈組曲虐殺〉小松座の上演を観た。其の音楽劇のスタイリッシュなcomedyはプロレタリア作家・小林多喜二のレクイエム、チリの詩人ネルーダを取り締まる警察宜しく,追っ手をも虜にして仕舞うと云う小説家の姿に迫る
黒木和雄監督作品は10フィート運動でアメリカ政府アーカイブから買い戻して作ったドキュメント等で知った。其れは確か東京大空襲・焼かれた銀座の街並が撮し出されていた。本編は原爆投下の長崎を舞台に親子・父娘の絆を原田芳雄・宮沢りえの名演で見せてくれる。監督とは東京工芸大の日本映画レクチヤー で前に一度、お会いした事が有りました。
美しい娘・・・宮沢りえさんとすてきなお父さん・・・原田芳雄さん・・・ただし幽霊なんだけど。さすが黒木監督。原爆の恐ろしさ、悲惨さを、静かに描いています。深いです。