ビハインド・ザ・サン 作品情報
びはいんどざさん
1910年のブラジル。衰退の一途をたどるブレヴィス家と、隆盛の極みにあるフェレイラ家は、長年に渡り血で血を洗う土地争いを繰り返してきた。ブレヴィス家の二男トーニョ(ロドリゴ・サントロ)は、殺害された長男の復讐のため、フェレイラ家に報復に行く。そしてフェレイラ家の家長を殺害。だが、さらなる報復を呼ぶことを恐れたブレヴィス家の父親(ホセ・デュモント)は、その葬儀にトーニョを伴って参列し、休戦を申し入れる。そんなある日、トーニョの弟(ラヴィ=ラモス・ラセルダ)は、馬車に乗ってやってきたサーカスの曲芸師サルスチアーノ(ルイス=カルロス・ヴァスコンセロス)と火吹き女クララ(フラヴィア=マルコ・アントニオ)に道を聞かれる。彼はサルスチアーノに川魚のパクーという名をつけてもらった。まもなくして、トーニョはパクーを連れて、こっそりとサーカスを観に行く。トーニョはクララに一目惚れし、クララも彼に惹きつけられた。彼女への思いが高まるにつれ、トーニョの胸には終わりなき報復の虚しさがこみ上げる。そして彼はクララたちと遠くの町へ旅立った。だがトーニョは再び戻ってくる。そんな彼をクララが追いかけてきて、2人ははじめて結ばれる。しかしその間に、パクーがフェレイラ家に殺害されてしまった。すべてが終わったと悟ったトーニョは、一人家を出て海へ行くのだった。
「ビハインド・ザ・サン」の解説
ブラジル東北部の砂地に住む2つの家族の壮絶な争いを描いた悲劇。監督・共同脚本は「セントラル・ステーション」「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス。原作はアルバニアの作家、イスマイル・カダレの小説『砕かれた四月』。撮影は「セントラル・ステーション」のウォルター・カルヴァーリョ。音楽は「セントラル・ステーション」「シティ・オブ・ゴッド」のアントニオ・ピント。編集は「セントラル・ステーション」のイザベル・ラテリー。美術も「セントラル・ステーション」のカシオ・アマランテ。出演は「ラブ・アクチュアリー」のロドリゴ・サントロ、これがデビューとなるラヴィ=ラモス・ラセルダ、「傷だらけの生涯」のホセ・デュモント、「セントラル・ステーション」のリタ・アッセマニー、「私の小さな楽園」のルイス=カルロス・ヴァスコンセロス、これがデビューとなるフラヴィア=マルコ・アントニオほか。2002年ヴェネチア国際映画祭若手審査員賞受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年11月6日 |
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キャスト |
監督:ウォルター・サレス
原作:イスマイル・カダレ 出演:ロドリゴ・サントロ ラヴィ・ラモス・ラセルダ ホセ・デュモント リタ・アッセマニー ルイス・カルロス・ヴァスコンセロス フラヴィア・マルコ・アントニオ |
配給 | ギャガ=アニープラネット |
制作国 | ブラジル フランス スイス(2001) |
上映時間 | 92分 |
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