千年女優 作品情報
せんねんじょゆう
かつて一世を風靡した大女優・藤原千代子。三十年前忽然と銀幕から姿を消し、人里離れた山荘でひっそりと暮らしていた彼女の元に、時を越えて古びた小さな鍵が届けられる。鍵が記憶の扉を開くように、千代子は昔を語りはじめる。漕ぎ出すは、記憶の大海。その物語は千代子の生きた現実の時の流れから溢れだし、“映画”という幻想の海流を通って、太古から未来まで広がってゆく。そして、閉ざされた想い出に隠された千代子の情熱が浮かび上がってきた……。
「千年女優」の解説
ドリームワークスによる全世界配給が決定したジャパニメーションの傑作。「パーフェクト・ブルー」の今敏監督が描く、夢と現実の垣根を超えた愛の物語。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2002年9月14日 |
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キャスト |
監督:今敏
出演(声):荘司美代子 小山茉美 折笠富美子 飯塚昭三 山寺宏一 津嘉山正種 |
配給 | クロックワークス |
制作国 | 日本(2001) |
上映時間 | 87分 |
(C)2001 千年女優製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「ige」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-01-22
1人の女性の一途な愛を表現した感動アニメ。
本年度ベスト!
大女優ながら早々と引退し、人里離れた場所で暮らす藤原千代子。
そんな藤原のドキュメント番組を作ろうと小さな製作会社の社長とカメラマンが彼女にインタビューするストーリー。
インタビューをすると思いきや、かつて藤原が出演していた映画の世界に入り込んで彼女の生き様を見させられた感じ。
愛する人を探そうと翻弄する藤原を描いていて、どこまでもその人を見つけようとするシーンを過去の数々の作品で表現。
そんな中に製作会社の社長も作品のキャストとなって協力して行く展開。
焼け野原の壁に書かれた藤原の肖像画とメッセージに泣ける。
出だしの宇宙船の発射シーンが意味不明なんだけど、ラストで出てくる同じシーンで泣けた。
本作は「鍵」だ重要なポイント。
愛する人が落とした鍵を届けようとする藤原。
何を開ける鍵なのか解らなかったけど、その鍵か開けたものに涙(笑)
素晴らしい作品なんだけど、結構笑えるシーンもあり満足度は高かったです( ´∀`)