ゴダールの映画史 作品情報

ごだーるのえいがし

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

「ゴダールの映画史」の解説

ヌーヴェル・ヴァーグの偉才ジャン=リュック・ゴダールによる、百年余に及ぶ映画の歴史の集大成。全体は8章。各章のタイトルは、1章(1A)『すべての歴史』、2章(1B)『ただ一つの歴史』、3章(2A)『映画だけが』、4章(2B)『命がけの美』、5章(3A)『絶対の貨幣』、6章(3B)『新たな波』、7章(4A)『宇宙のコントロール』、8章(4B)『徴は至る所に』。監督・編集・出演(朗読も)はゴダール。88年に第1章・第2章の初版完成(日本ではWOWOWとNHKで放映、今回の決定版は新たな編集版)、94~96年に第3~7章が完成、98年に全8章が完成。フィルムとビデオを用いて撮影・編集されたものをデジタルベータカムによって完成。フランス本国では全4巻のビデオが販売され、99年夏にカナル・プリュス系列で全欧に向けテレビ放映。4時間半の長尺のため、前半の4章を第1部、後半の4章を第2部として公開。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2000年5月13日
キャスト 監督ジャン・リュック・ゴダール
配給 フランス映画社
制作国 フランス(1998)
上映時間 269分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2025-02-19

文學界の昨年の9月号に濱口竜介監督と作家の,映画と文体などを廻る対談が在り,その中にゴダール監督作品をダンスに喩えた表現が引用されて居る。本篇の様な音と映像のアーティストとしてゴダール作品を観ると脈絡不明な劇映画ゴダールのソーシャリズムも納得が行くのかも知れ無い。質疑応答では或る映画作品への理解を求めたのに対し監督は学生に講義する如く解答していたのも印象的!作品が直ぐには解らないからこその魅力と探求の方法のヒントを

最終更新日:2025-02-21 16:00:01

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