ロンドンの月 作品情報

ろんどんのつき

音大入学のため渡英したランラン(チャン・シャオシュン)は、身元保証人から出された条件がその息子チャールズ(シェ・チャシェン)との結婚だと知り憤慨し、空港で知り合ったストーン(リウ・リーニエン)の部屋へ行く。ストーンは中国に残してきた妻子にビザが降りるのを心待ちにしていた。同居人の青年トンリン(チェン・ターミン)は、当初の目標を見失い女性と遊んでばかりいた。三人は違法と知りながら、中華料理のケータリングの商売を始める。仕事が軌道に乗った頃、ストーンとトンリンはそれぞれランランに心ひかれていることに気付く。三人のバランスが崩れ、ランランは部屋を出て中華料理屋で働く。チャールズと再会したランランは、彼の誠実さを知りやがて結婚を決意するようになる。ランランはホームレスになったトンリンから居所を聞いてストーンを尋ねる。ランランとストーンは二人の愛を確かめ合った。そして、ランランはチャールズと結婚し、ストーンは帰国するのだった。

「ロンドンの月」の解説

ロンドンを舞台にして、文化大革命の傷を背負った妻子ある中年男、向学心に燃え希望を抱く女子留学生、長期ビザ取得のため狂奔する青年という3人の中国人男女の出会いと別れを描いたドラマ。監督・脚本はイギリス留学の後も8年間ロンドンで過ごしたチャン・ツーミン。イギリス映画協会の勧めで本作のシナリオを書き上げた。製作資金の半額は同協会が提供し、残りは香港と中国から調達された。撮影はヤオ・リー。美術はユイ・ハイポー。音楽はブライアン・ロック。録音はリー・コァンティエン。出演はヒロインに台湾出身のモデル、チャン・シャオシュン。共演は中仏加合作映画『黄土の英雄 軍医ベシューンの生涯』(V)のリウ・リーニエン、「ジョイ・ラック・クラブ」のチェン・ターミンほか。96年度の中国珠海映画祭監督賞、台湾金馬奨オリジナル脚本賞を受賞。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1997年12月3日
キャスト 監督チャン・ツーミン
出演チャン・シャオシュン 劉利年 チェン・ターミン シェチャシェン
配給 大映東光徳間
制作国 中国(1997)
上映時間 91分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ロンドンの月」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:42

広告を非表示にするには