モスラ2 海底の大決戦 感想・レビュー 3件

もすらつーかいていのだいけっせん

総合評価4点、「モスラ2 海底の大決戦」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-11

"ミレニアムシリーズ"以後のゴジラは、伝統のスーツアクションの壁に当たり、また初代ゴジラの重厚なキャラクターを捨て切れず、当時、迷い道に入っていたと思う。

その点、モスラは操演の怪獣で、ゴジラよりアレンジがずっと自由だし、CGを導入しやすい。
ゴジラの"ミレニアムシリーズ"終盤のブレを思えば、"平成モスラ三部作"は、ゴジラが成し遂げられないことを迷いなくやってのけた映画だ。

公開当時に「これはモスラではない」と不満を覚えた怪獣映画ファンの人は、この"平成モスラ三部作"の自由さとチャレンジ精神を観直して欲しいものだ。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-07-11

この映画を含む"平成モスラ三部作"は、それまでの怪獣ファンをつかめず、興行成績は右肩下がりになるが、モスラのキャラクターの変更は成功だったと言えると思う。

昭和のモスラは、虐げられた島のシンボルだったため、強いだけでなく、弱く儚い怪獣だった。

その縛りのない平成モスラは、いくらでも強くなることができる。
考えてみると、昆虫は元々、変態する生き物だ。

その属性を生かして、この映画では変身してパワーアップするモスラを描いている。
水中モードに変わり、さらに分身して敵の怪獣ダガーラを体内から攻撃する。

この自在に変身するモスラに対して、怪獣映画ファンにしてみれば賛否両論があるだろうが、当時のゴジラシリーズが終了していたことを考えながら、今観ると興味深いものがある。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-07-11

この三好邦夫監督、川北紘一特撮監督の「モスラ2 海底の大決戦」は、前年の1996年に主役として再生した「モスラ」の続編。

この映画の主人公は子供であり、エリアスやモスラの存在を素直に、抵抗なく受け容れる。
昭和モスラにつきものだったモスラ側と人間の軋轢はない。

メッセージ性の強かった前作とは違い、純然たる冒険活劇の明るいファンタジーとして描かれ、公開当時12歳の満島ひかりが出演しているのも興味深い。

この映画の舞台は、沖縄、石垣島。
太古に海底に沈んだ伝説の幻の王国"ニライカナイ"の科学者が作った怪獣ダガーラが、1万5千年の時を経て目覚めた。

海に入れないモスラは苦戦を強いられ、やがてピラミッドパワーでトビウオのような水中モードに変身するのだった-------。

最終更新日:2024-07-21 16:00:01

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