モスラ2 海底の大決戦 作品情報

もすらつーかいていのだいけっせん

石垣島で、ヒトデに似た生物・ベレームが大量発生し、人間が襲われるという事件が起こった。この異様な生物がこれ以上増えたら、世界中の海は死滅してしまう。インファント島で異変を察知したエリアスのモルとロラは、一路石垣島へと向かった。一方、石垣島では汐里という少女が毛玉のような生物・ゴーゴと友達になっていた。エリアスと出会い、それが失われたニライ・カナイ文明の秘宝のありかを知っている伝説の生き物であると聞いた汐里は、さらにゴーゴからニライ・カナイを滅ぼした怪獣ダガーラの復活を聞かされる。ダガーラを倒すにはニライ・カナイの秘宝の力が必要だった。クラスメイトの悪ガキ・洋二と航平の協力を得て、汐里とエリアスはニライ・カナイへと向かう。一方、秘宝を手に入れて地球を支配しようと企むモルとロラの姉・ベルベラは、ゴーゴを捕まえようとしていた地元の若者・小谷と長瀬を脅して味方に引き入れ、彼らに汐里たちの後を追わせた。石垣島沖にやってきた汐里たちは、海底に潜ったゴーゴに導かれ、目の前に出現した巨大なピラミッドに入っていく。ところがその時、ダガーラが姿を現した。ピラミッドのバリアーで汐里たちは難を逃れるが、ダガーラは石垣島を襲い始める。エリアスはインファント島からモスラを呼び、ダガーラの攻撃を阻止しようとしたが、水に潜れないモスラは苦戦を強いられた。ピラミッドの奥へ秘宝を探しに行った汐里たちは、ベルベラや小谷たちの防害に遭いながらも、ようやく秘宝の間へとたどり着く。そこでニライ・カナイの王女ユナに会った汐里たちは、ゴーゴこそがニライ・カナイの秘宝であることを知った。「ゴーゴをモスラのもとへ」という王女の言葉に、汐里たちは再びピラミッドの外へ向かって走り出す。ダガーラの攻撃により崩れ落ちそうになるピラミッドから、改心した小谷たちの協力もあって無事に脱出した汐里たちは、モスラのもとへと飛んでいくゴーゴに別れを告げた。ゴーゴのパワーにより、弱っていたモスラは復活、レインボー・モスラとなって水中での行動も可能になり、見事ダガーラを倒すことに成功する。こうして地球の危機は回避され、汐里たちは王女ユナから地球の未来を託された。

「モスラ2 海底の大決戦」の解説

地球を滅亡へと導く最強の敵を相手に、子供たちとモスラが活躍する姿を描いたモンスター・パニック映画のシリーズ第2弾。監督は本作品がデビューとなる三好邦夫。脚本は「モスラ(1996)」の末谷真澄。撮影は「モスラ(1996)」の関口芳則。特技監督に、やはり「モスラ(1996)」の川北紘一があたっている。主演は「モスラ(1996)」の小林恵と「ときめきメモリアル」の山口紗弥加。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1997年12月13日
キャスト 監督三好邦夫
出演小林恵 山口紗弥加 羽野晶紀 満島ひかり 島田正直 大竹雅樹 野波麻帆 奥野敦士 岡山はじめ 紺野美沙子 細川ふみえ 佐藤正宏 吉田瑞穂
配給 東宝
制作国 日本(1997)
上映時間 100分

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-07-11

この三好邦夫監督、川北紘一特撮監督の「モスラ2 海底の大決戦」は、前年の1996年に主役として再生した「モスラ」の続編。

この映画の主人公は子供であり、エリアスやモスラの存在を素直に、抵抗なく受け容れる。
昭和モスラにつきものだったモスラ側と人間の軋轢はない。

メッセージ性の強かった前作とは違い、純然たる冒険活劇の明るいファンタジーとして描かれ、公開当時12歳の満島ひかりが出演しているのも興味深い。

この映画の舞台は、沖縄、石垣島。
太古に海底に沈んだ伝説の幻の王国"ニライカナイ"の科学者が作った怪獣ダガーラが、1万5千年の時を経て目覚めた。

海に入れないモスラは苦戦を強いられ、やがてピラミッドパワーでトビウオのような水中モードに変身するのだった-------。

最終更新日:2024-07-21 16:00:01

広告を非表示にするには