地獄堂霊界通信 作品情報
じごくどうれいかいつうしん
てつし、椎名、リョーチンの3人は、ある日、洋二を中心とする悪ガキ集団にイジメられていたクラスメイトの拝を助け、洋二たちのアジトから脱出したところで偶然男の飛び降り自殺を目撃する。以来、3人は女の生首につきまとわれるようになり、特に死んだ男と同じ名前のリョーチンは、その一番のターゲットにされていた。どうにかしてリョーチンを助けなければと考えたてつしと椎名は、町外れにある古ぼけた薬屋“地獄堂”のオヤジから呪札、経典、数珠を授かり、生首に戦いを挑んで勝利する。そのころ町では、森を潰してのゴルフ場開発が洋二の父・浜田甲一郎の手によって進められていた。森に住むアヤカシたちのすみかを奪ってはならないと、これに反対しているのが拝の家で、3人組は拝の話を真剣に受け止め、森を守ろうと決意する。だが、森では死神にとり憑かれた洋二が、オコジョをパチンコで打ったり、遊びに来ていた拝の幼なじみのカンナに意地悪したりと、好き勝手の限りを尽くしていた。打たれたオコジョ・月代のパートナーである日向はこれに怒り、イヌガミへと姿を変えて、月代の命を取り戻そうとカンナを連れさらう。これを知った3人組はカンナを助け出すためにイヌガミのすみかへと乗り込んだ。全てが死神の企みだと気がついた彼らは力を合わせて死神を退治するが、月代は命を落としてしまった。森から戻ったてつしたちは再び地獄堂を訪れ、自分たちの武勇伝に酔いしれるが、それを聞いていたオヤジから、本当の死神は別にいて、しかもそれが地獄堂の床下まで来ていることを知らされる。
「地獄堂霊界通信」の解説
ワンパク小学生3人組が、町外れの薬屋のオヤジから授かった不思議な力を持つ武器を駆使して、妖怪たちと戦う様を描いたジュブナイル・ホラー。監督は「ろくでなしBLUES(1996)」の那須博之。原作は香月日輪の同名著書で、これを「ろくでなしBLUES(1996)」の菅良幸と「霧の子午線」の那須真知子が脚色している。撮影は「ろくでなしBLUES(1996)」の森勝。主演の3人組には、一般公募によって選ばれた新人・田中鈴之助、大竹隆太、中山貴将があたっている。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1996年4月13日 |
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キャスト |
監督:那須博之
原作:香月日輪 前嶋昭人 出演:田中鈴之助 大竹隆太 中山貴将 本田博太郎 吉野沙香 前田憲作 川本淳一 池田淳 森崎めぐみ 上野正希子 池田奈津美 神崎良 中山玄慈舟 清水健 山田暁 道島貴将 高野みゆき 峰岸徹 草薙幸二郎 本郷直樹 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1996) |
上映時間 | 101分 |
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