らせんの素描 作品情報
らせんのそびょう
ラブホテル街で有名な大阪・桜ノ宮周辺に突如として怪電波が響き渡る。声の出所らしいマンションから、上方DJクラブのメンバーがリスナーから寄せられた手紙をもとに、同性愛に関する相談事を話し合っている。メンバーの一人、矢野美一は、6年前にゲイ雑誌で知り合った木屋尾隆司と同棲している。ある日、矢野は隆司に「同性愛者側から見た世間を芝居にしたい」と打ち明ける。この芝居に高校教師である平野広朗、詩人の長谷忠、ゲイバーの踊り子の牙子らが参加してくる。素人の集団である彼らは、劇中劇『らせんの素描』に自分たちの生きざまを投影させながら、その公演を決行するのだった。
「らせんの素描」の解説
大阪に住む男性同性愛者の世界を描くドキュメンタリー。監督は日本映画学校出身の小島康史。撮影は土橋秀行と中井数馬が共同でそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1991年6月22日 |
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キャスト | 監督:小島康史 |
配給 | ヘラルド・エース=日本へラルド映画 |
制作国 | 日本(1991) |
上映時間 | 103分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「G」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-07-30
まだLGBTという言葉やゲイという言葉さえも一般化されていなかった(ホモという侮蔑的な言葉で嘲笑の対象だった)時代、自分に「生きてても良いんだ」と教えてくれた映画です。どこかでまたもう一度観てみたいなぁ。