北京的西瓜 作品情報
ぺきんてきすいか
船橋市郊外の青果業・八百春の主人の春三(ベンガル)は、李中山(呉越)という中国留学生と知り合ったことから、彼らの苦しい生活を見兼ねて、援助の手を差し伸べた。最初は軽い気持ちでやった春三だったが、次第にエスカレートしていきついには自らの生活までをも犠牲にしてしまうのだった。留学生たちは彼を「日本のお父さん」として慕うが、春三が忙しくなればなるほど、女房の美智(もたいまさこ)の負担は重くなり、挙句の果て店や家庭の危機にまで発展してしまった。「このままでは店が潰れてしまう!」と留学生たちは店を手伝うようになり、春三や美智は感涙にむせた。そして数年が過ぎ、中国に帰った李中山から国際電話が入り、彼らの招待で春三と美智は中国へ向かった。しかし、実話とは違い1989年に製作されたこの映画では、中国へ行くことはできなかったのだった。
「北京的西瓜」の解説
ある八百屋夫婦と在日中国人留学生たちとの心暖まる交流を描く。林小利と久我山通原作の実話に基づいた映画化で脚本は石松愛弘が執筆、監督は「異人たちとの夏」の大林宣彦、撮影は「日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群」の長野重一がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1989年11月18日 |
---|---|
キャスト |
監督:大林宣彦
原作:林小利 久我山通 出演:ベンガル もたいまさこ 峰岸徹 斉藤晴彦 笹野高史 木野花 柄本明 林泰文 大島弘美 萩原一則 小田広美 天宮良 入江若葉 呉越 藩慶林 黎涓 レイ・ハン 楊暁丹 庄培元 許曄 南伸坊 浅香光代 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(1989) |
上映時間 | 135分 |
動画配信で映画を観よう! [PR]
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「北京的西瓜」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。