カックン超特急 作品情報
かっくんちょうとっきゅう
平助と信吉は富士自動車の運転手と助手。ある日主任に呼ばれ東京行き特急便の乗務に廻され手当も千円上ると聞かされて大喜び。平助は早速女房のあきや娘の春子を相手にささやかに祝宴を張ってゴキゲン。信吉も恋人の邦枝と手を取り合って甘い恋の陶酔に。あくれば晴れの東京行き。女に甘い二人はまずおばの元に行く邦枝をのせて。さて邦枝をおろしてしばらく走ると、一人の女が思いつめた顔で崖下をのぞいている。すわ投身?とかけよった二人は彼女がハンドバッグを落したことを知って崖下へ。悪戦苦闘の末やっとバッグを持ちかえった二人の前に新婚旅行の女の夫が現われカックン。またしばらく走ると、ヒッチ・ハイクのドライ娘が車を止めた。こんどは念入りに食事まで食い逃げされる。その頃、東京の出張所には彼らの車に乗せた小道具が着かないと新東洋撮影所から矢のさいそくが来ていた。そこへヨタヨタと車が入って来たからたまらない。大目玉を食った二人はあたふたと撮影所にかけつけた。撮影所で、二人は食逃げ娘そっくりの女優を見つけ追い廻しているうちにスターと間違えられてセットへ。ほうほうのていで帰途についた二人は銀行強盗に車を奪われてしまう。しかし折よく通り合せた車でこれを追った二人は見事強盗をつかまえて面目をほどこした。数日後、美しい富士を背景に、ピクニックをたのしむ平助一家と信吉、そしてその恋人たちの姿がたのしげであった。
「カックン超特急」の解説
本木荘二郎の原作を、「人形佐七捕物帖 腰元刺青死美人」の金田光夫と「坊ちゃんに惚れた七人娘」の松井稔が共同で脚色、「坊ちゃんに惚れた七人娘」の近江俊郎が監督したコメディ。撮影は「坊ぼん罷り通る」の杉本正二郎。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:近江俊郎
原作:本木荘二郎 出演:由利徹 花岡菊子 白川晶雄 大原栄子 南利明 池内淳子 江木俊夫 大江満彦 小林正 山村邦子 大空真弓 松井翠声 月宮乙女 二見朗 藤木の実 千葉徹 藤村有弘 平凡太郎 白山雅一 谷村昌彦 鈴村一郎 並木一路 南利明 由利徹 畑爽 高島忠夫 久保菜穂子 小畑絹子 北沢典子 中村竜三郎 |
---|---|
配給 | 新東宝 |
制作国 | 日本(1959) |
上映時間 | 65分 |
(C)国際放映
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「カックン超特急」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。