南極地域観測隊第一回越冬の記録 十一人の越冬隊 作品情報

なんきょくちいきかんそくたいだいいっかいえっとうのきろくじゅういちにんのえっとうたい

--宗谷は雛岸していった。未知の南極地域での生活がはじまる。まず基地の整備。三月半ばになると早くも冬の訪れ(南半球では季節が逆)だ。はげしいブリザード(雪あらし)の中での苦しい作業。五月ニ二日からの四十三日間は太陽のない暗黒の空世界である。オーロラの観測。夜をいろどって乱舞するオーロラの実態がはじめて紹介される。やがて太陽の再来とともに春の訪れ。探検旅行の計画が練られ、次々と実行に移される。犬たちも活躍する。こうして十一人が基地に十カ月あまりを送ったころ、第二次観測隊をのせた宗谷が南極海に近づいた。だが四十六日にわたって氷に閉じこめられ、苦闘のすえ氷海に脱出できたが、秋が近づくとともに氷はかたく凍りはじめた。宗谷はこれ以上の前進をあきらめ、飛行機で越冬隊をたすけ出すことになり、昭和基地に引上げ命令を出した。いよいよ昭和基地と別れる日。十一人は次々に離陸した、--次の越冬隊の訪れを信じて。

「南極地域観測隊第一回越冬の記録 十一人の越冬隊」の解説

国際地球観測年事業の一つとして、昭和三二年二月一五日から翌三三年二月二四日までの一年間、南極地方に初の越冬をなしとげた十一人の記録。撮影は越冬隊員の藤井恒男、佐伯富男、本観測隊員の疋田桂一郎、森松秀雄の四人。現地録音は越冬隊員の作間敏夫が担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 NCC
制作国 日本(1958)
上映時間 79分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:46

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