新・女大学 作品情報
しんおんなだいがく
西川霞は誠と恋愛緒婚して二年。誠は薄給なのにマージャンやバーの支払いで月給はいつも半分位しか持って帰らない。ある日、誠が外泊し翌日、派手な服を着た女が金を届けて来た。霞の怒りは爆発した。これは同僚宮城の考えた芝居で、女は恋人でバーを経営しているあや子だった。真相を知らぬ霞は離婚を決意し、実家の姉梢に相談した。梢は銀座の美容院の技術主任、夫は売れないテレビ作家。彼女は有吉佐和子の新女大学をモットーに夫六郎を操縦している。霞の兄武夫は亭主関白で、妻まさ子は典型的な良妻賢母。兄や姉になだめられ、霞は妹の緑を連れて家に戻った。誠は真相を話したが、女性の毛髪が原因で、今度は誠が家出した。数日後、六郎は梢から預った手切金を持って誠の会社を訪れ、あや子と手を切れといった。が、誠の話を聞いてあや子とは関係がなく、自分達の女房はけしからんと、その晩二人は痛飲した。六郎も梢と喧嘩して箱根に行った。彼に同情した、テレビ女優の虹マリ子がその後を追った。これを知った梢は六郎に絶縁を宣告した。実家に戻り、梢は事情を訴えた。その頃、武夫はちょいと浮気をしていた。が、それも知らずにへソクリまで出すまさ子をみて、彼も思いとどまった。ツケ刃の男性尊重を唱え梢と、貞淑なまさ子をみた霞は自分を反省して家に戻った。そこに宮城とあや子の結婚通知が来た。誤解をといた霞は式場に急いだ。誠も来ていた。霞はまさ子のように生きようと心に誓った。これですべてはめでたしめでたし。誠と霞の顔には喜びが隠しきれなかった。
「新・女大学」の解説
有吉佐和子の原案から、沢村勉と堀江史朗が脚本を執筆、「路傍の石(1960)」の久松静児が監督したホーム・コメディ。撮影は「銀座退屈娘」の遠藤精一。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:久松静児
出演:司葉子 小林桂樹 草笛光子 滝田裕介 加東大介 乙羽信子 水の也清美 北あけみ 藤木悠 原知佐子 夏木陽介 杉葉子 横山道代 織田政雄 三田照子 秋好光果 塩沢とき 北川町子 森今日子 加藤春哉 桜井巨郎 飛鳥みさ子 宮田芳子 千石規子 一の宮あつ子 清川玉枝 小西瑠美 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1960) |
上映時間 | 97分 |
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