不良番長 猪の鹿お蝶 作品情報

ふりょうばんちょういのしかおちょう

神坂の率いる不良グループは、新宿を根城に、悪事を働いていたが、暴力組織に殴り込みをかけたことから刑務所入りとなってしまった。それから五年。再び沙姿に出た神坂たちは、女を喰いものにする音楽舞踏研究所を開いた。彼らの目的はスカウトした女性を踊り子にしたてて海外に売りとばすことだった。ある日、神坂は、ゴーゴー喫茶の踊り子奈々子を引抜いたことから、住田組の福田や、関東挺身会の挑戦を受けた。度重なるいやがらせに発憤した神坂は、住田一家に乗りこんだが、バックの関東挺身会会長大場に、軽くあしらわれる始末だった。その夜、一家の賭場に足を入れた神坂は、いかさま博奕を見破った女札師・猪の鹿お蝶に助けられた。やがて、神坂の舞踊研究所は住田一家の迫害にあって困窮するようになった。資金源に苦しむ神坂グループは、車を盗んだ。ところが、それは大場の車で、そこには、重要書類が置き忘れてあった。それは、関西の総会屋小日向が国原建設をゆするために使う決算書だった。国原建設の経理部員を抱込み、事の一部始終を知った神坂は、国原との取引に成功した。だが、意気揚々と引上げる神坂は、一家に襲撃され、弟分の五郎が小日向の息子であることが分った。五郎の自供により、書類を奪い返した住田一家は、国原を脅迫した。神坂はその様子を撮影したフィルムをもとに、一家の上前をはねようとしたが、仲間を殺されてしまった。復讐に立上る神坂にお蝶も合流。オートバイで関東挺身会へ乗り込んだ仲間たちは、拳銃で、火焔放射器で、敵を絶滅させるのだった。

「不良番長 猪の鹿お蝶」の解説

凡天太郎の原作(週刊漫画連載)を「極悪坊主 人斬り数え唄」の山本英明と「不良番長」の松本功が、共同脚色し、同じく「不良番長」の野田幸男が監督したシリーズ第二作。撮影は同作品でコンビを組んだ山沢義一

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督野田幸男
原作凡天太郎
出演梅宮辰夫 克美しげる 千葉真一 谷隼人 菅原文太 宮園純子 水島道太郎 河津清三郎 沢彰謙 左とん平 長井浩二 団巌 由利徹 沼田曜一 夏珠美 曽根晴美 日屋孝司 土山登志幸 花田達 永井秀明 佐々木梨里 長塚ゆう子 三原葉子 小田登枝恵 賀川雪絵 大泉滉 竹村清女 久保一 相馬剛三 亀山達也 水原丈二 山之内修
配給 東映
制作国 日本(1969)
上映時間 89分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:50

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