ある色魔の告白 色欲の果て 作品情報

あるしきまのこくはくしきよくのはて

蓬坂順は、近寄る女を次々と翻弄した。浮気な人妻則子、女子大生圭子、未亡人の光子、踊り子のルミたちは、皆かれの被害者だった。圭子の訴えで、一度は捕まった順だったが、証拠不十分で釈放。今度は、修理車を届けたついでに、人妻洋子に言い寄り、まんまと関係を結んだ。ところがその後喧嘩となり、彼女の車をぶっつけて怪我をしてしまった。この一件で、順は留置場に入れられたが、怪我の治療を口実に脱走し、クラブ・ギロチンへ逃げこんだ。そこではルミが、混血歌手サムに口説かれていた。順はルミを引戻そうとサムと決闘中に、あやまってルミを刺してしまった。そこへ依田刑事が駈けつけ二人は逮捕されたが、順は一瞬のスキを狙って依田を倒し、サムと手綻のまま夜の街へ逃走した。目指すは、サムの姉テレーズが働く伊豆の孤児院だった。海岸のロッジにまぎれ込んだ二人は、同性愛に狂う女教師と女高生を見たり、上司に肉体を奪われるBGの姿に出くわして欲情を禁じられなかった。やがて、二人は鉄道線路で手錠のクサリを切断すると、女ゴルファーを襲い目的を達した。その頃、警察陣も依田の他に山田、中西、大塚を加え刻々と二人に追っていた。一方色欲に狂う順とサムは、湯沢母娘の別荘を襲った。二人は母娘の肉体はおろか、別荘までいただいてしまった。しかし、この別荘を売った金の分配で、順とサムは争い、その間に順は明子に射たれて、血まみれになった。サムは順をかかえて逃げた。だが、刑事たちはすでに二人を包囲していた。やがて刑事の発射した一弾が順の背中を貫き、彼はサムの腕の中で息絶えていった。

「ある色魔の告白 色欲の果て」の解説

「女浮世風呂」の山崎巌がシナリオを執筆し、「黄金の野郎ども」の江崎実生がメガホンをとった風俗もの。撮影は「女浮世風呂」の岩崎秀光が担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督江崎実生
出演高品格 椙山拳一郎 藤木孝 山本昌平 美矢かほる 乱孝寿 林美樹 里見浩二 高月絢子 火島こずえ 辰巳典子 花柳幻舟 清水世津 来見奈津子 橘桂子 大月麗子 南令子 高鳥和子 真湖道代 二階堂浩 泉田洋志 大原譲二 冬木京三
配給 日活
制作国 日本(1968)
上映時間 82分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:50

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