サラリーマン悪党術 作品情報
さらりーまんあくとうじゅつ
かつて学生運動の闘士だった伊達は、いま広告会社に勤めているものの、出世も望めない立場にあった。妻の友子はそんな伊達に対する期待を捨て、自らコピーライターの仕事をやってマイホームの実現を夢みていた。そんな伊達にも、大阪出張の機会を利用して会っている支社の里美と会う愉しみがあった。出張費を浮かしたり、インチキマージャンでその資金を作っていたのだ。ところが関西地区の調査票を運ぶ伊達の仕事が電子計算機の出現で中止になってしまったのだ。伊達は営業に回り、新入社員野尻とコンビを組むことになった。そして、大阪の里美を東京に呼ぶべく、ノミ屋を開業して資金作りを計画したが失敗し、友子の預金を引き出して里美にアパートを与えた。そんな時に、伊達は八木沢製薬のコマーシャルの仕事を掴み、八木沢社長の愛人小まりにサービスしたために、小まりに惚れられてしまった。そんなわけで、伊達は三人の女を持って忙しくなった。しかし、やがて伊達自身の身体がもたなくなり、「夫婦生活禁止」のニセ診断書を見せて危機を乗り切った。ところが、里美がいつの間にか野尻と親しくなり、その上、伊達夫婦の隣室に引っ越して来たのだ。当然、里美と小まりのことが友子に知られるようになってしまった。弱った伊達は、女二人と手を切ると友子に誓ったが、里美はすでに野尻と結婚するまでになっていたのだった。折りも折り、伊達は本当に病気になり、入院するはめになった。友子はそんな伊達に安心していたが、ベッドの上の伊達は、もう看護婦を口説き始めていた。
「サラリーマン悪党術」の解説
「春らんまん」の松木ひろしと、「颱風とざくろ」の須川栄三が共同でシナリオを執筆し、須川栄三が監督したコメディ。撮影は「乱れ雲」の逢沢譲。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:須川栄三
出演:小沢昭一 団令子 長谷川照子 田中邦衛 弓恵子 黒沢年男 砂塚秀夫 左奈田恒夫 藤岡琢也 石山健二郎 天本英世 アイ高野 西条康彦 春川ますみ 加藤春哉 加藤武 山本直純 宇野晃司 千石規子 浦山珠実 浜口久美 沢村いき雄 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1968) |
上映時間 | 89分 |
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