P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-17
🎸今朝のNHKラジオ深夜便ジャパニーズ・ロックは本篇出演の寺内タケシ特集,真夜中にエレキギターの金属音が響き渡って!ベートーヴェンのクラシックのアレンジ他何処か郷愁を誘う。フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品見たく恰好好い
えれきのわかだいしょう
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🎸今朝のNHKラジオ深夜便ジャパニーズ・ロックは本篇出演の寺内タケシ特集,真夜中にエレキギターの金属音が響き渡って!ベートーヴェンのクラシックのアレンジ他何処か郷愁を誘う。フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品見たく恰好好い
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
この映画「エレキの若大将」は、第1作目の「大学の若大将」から「若大将対青大将」まで計17本製作された”若大将シリーズ”の第6作目の作品だ。
ストーリーは、すき焼き屋・田能久のひとり息子、田沼雄一(加山雄三)が、京南大学を舞台に、ヒロインの澄ちゃん(星由里子)をめぐってライバルの金持ちのドラ息子、青大将(田中邦衛)の妨害を乗り越えて、恋とスポーツに大活躍をするという、古き良き時代の”偉大なるワンパターン映画”なのだ。
そして、映画のラストは、青大将の妨害で大事な試合に最初から出場出来なかった若大将が、試合の終盤にギリギリ間に合い、彼の奮闘で奇跡の大逆転をするという、お約束のパターンも、わかっていても、毎回、楽しませてくれる。
水泳、ボクシング、サーフィン、スキー、アメリカンフットボールなど、毎回様々なスポーツに挑戦して、加山雄三のスポーツ万能ぶりをアピールすると同時に、第4作目の「ハワイの若大将」からは、映画の中で、岩谷時子作詞、弾厚作作曲(加山雄三自身のペンネーム)の歌を聞かせて、ミュージシャンとしての才能も開花させている。 なかでも、このシリーズ第6作目の「エレキの若大将」は、タイトル通り、加山自身が得意とするエレキ・ギターをメインとした構成で、主題歌の「君といつまでも」や「夜空の星」などのビッグヒットとともに、加山雄三の空前の人気を決定づける記念碑的な作品になっていると思う。 また、エレキの神様・寺内タケシや、内田裕也などのゲスト出演もファンにとっては嬉しいところだ。 この”若大将シリーズ”で描かれた映画的世界においては、暴力もセックスもなく、一見、絵空事の青春のようだが、加山雄三の育ちの良さを思わせる、愛すべき屈託のなさは、当時の東京の山の手の学生文化の雰囲気をしっかりと伝えていて、非常に好感が持てるのだ。
スター映画そのものの華やかさ、多少の時代背景を差し引いても、ハリウッド超えエンタメ映画。最近ヒットの『ジェラシック・ワールド』のように、皆が楽しめるエンタメてんこ盛り。
ド派手、斬新な演出は、ご愛嬌。
映画を楽しむ作品で、スターと夢と希望、幸せだなぁの波動を全身に浴びれる。
加山さんと上原さんの親子共演、分かりやすいジェリー藤尾さんパロディー隊、また、なつかしい面々、あの女優さんも正に、スターのように輝いて…。
日光のロケーションが、映画に、凄いパワーを与えています。
正に、エンタメ映画、夢の宝箱。幸せだなぁ~の波動を全身に浴びれば、不思議と元気ももらえるかも知れません?