うるさい妹たち 作品情報
うるさいいもうとたち
偶然通りかかった山村の自動車で、純子達のグループは深夜のドライブに出かけ、山村が家まで送ろうというのも聞かずに、海の見えるホテルに山村を強引に案内させた。純子は、姉の里子との二人住いで、学校に行くよりは仲間の貧乏画家健二やサチ子、恵子、ジロオ、ユキオ達と六本木界隈の深夜喫茶ブレーキーや、お金のある時はバー・サロートで飲み明かしたりするハイ・ティーンだ。里子は会社で副社長の山村の秘書をしているが、同じ会社の大滝と将来を誓いあっている。だが、ある日、副社長の要求に応じてしまった。その山村には純子と同じ年頃の娘尚子がいた。尚子はいつも帰りの遅い父や、留守勝ちの母をまいて六本木附近のナイトクラブやバーに出入りして、ブルジョア仲間の浅井、竹森、マユミ達と遊んでいた。その尚子に父の会社の大株主坂口の息子雄介との見合の話がもち上った。見合の席上尚子は雄介を誘い出してサロートへ抜け出してしまった。サロートでは、おとなしい雄介は全く無視され、尚子はちょうど来合わせた健二とすっかり意気投合してしまった。尚子は健二の願いでモデルになることになった。健二を愛する純子は面白くなかった。純子は尚子のことを父の山村に告げた。山村は尚子をせめたが、逆に里子のことを逆襲され娘には何も言えなくなってしまった。その頃、里子が身重になった。純子は相手が山村と知ると、手術代と言って山村から小切手をまきあげ姉に渡したが、妊娠は大滝との結婚資金欲しさの狂言であると判った。これを知った純子は、里子達大人の不潔さをののしり、その小切手を握って飛び出した。かねてから、健二が開きたいといっていた個展の資金と、皆との派手な遊びの資金にするために--。
「うるさい妹たち」の解説
週刊サンケイに連載された五味康祐の同名小説を「好色一代男」の白坂依志夫が脚色。「妻は告白する」の増村保造が監督した青春ドラマ。撮影もコンビの小林節雄。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:増村保造
原作:五味康祐 出演:川口浩 仲宗根美樹 岩崎加根子 江波杏子 永井智雄 三宅邦子 ミッキー・カーチス 仲村隆 見明凡太朗 入江洋佑 村田知栄子 伊東光一 大山健二 瀧花久子 須藤恒子 網中一郎 高村栄一 宮川和子 渋沢詩子 大川修 篠崎一豊 森矢雄二 池上多加子 小牧洋子 紺野ユカ 園敦子 守田学 響令子 原田玄 |
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配給 | 大映 |
制作国 | 日本(1961) |
上映時間 | 95分 |
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