太陽、海を染めるとき 作品情報
たいよううみをそめるとき
北川功はブラジル航路の貨客船モンロー号の二等航海士に任命された。彼はモンロー号がボロ船とわかり、やけを起して酒場で酔って暴れた。これを知った船員の海坊主、スクラップ、ライスの喧嘩好きたちは喜んだ。二年前、商船大学を北川と同期で卒業した大森が、北川を海員ホテルにかつぎこみ、船員手帳を盗んだ。大森は将来を嘱望されていたが、ふとしたことからやくざになり、この港町のボス飯岡の経営するキャバレー“モンパルナス”の支配人になっていた。彼は恋人冴子のために堅気になる決意をし、六百万円を盗み、北川の身代りになってブラジルに行こうとしていたのだ。大森は偽造屋の珍のところに手帳を持っていった。が、珍は飯岡の情報屋で、すぐさま飯岡に知らされた。飯岡は大成海運の宮本に連絡した。宮本のボス大田黒は町の荷役を牛耳っていたが、広島海運のモンロー号だけが意のままにならなかった。モンロー号の信用失墜と大森の乗船妨害を狙って飯岡や殺し屋中野、松本らが集められた。翌朝、モンロー号の甲板には北川に化けた大森が立っていた。そこへホテルの娘弘子の運転するボートに乗って北川がやって来た。一度は怒った北川も、大森に同情して飯岡の目をごまかしてやった。北川が飯岡の事務所に行って戻ると、冴子がリンチにあい血だらけになってホテルに帰って来た。宮本が北川のところに来て金で買収しようとしたが、北川にほうり出されてしまった。北川は大森に金を返すようにすすめた。二人がホテルを出ると誰かが狙った。北川は船にもどった。そこに本社の重役が来て船長に北川をクビにして出港しろと命令した。北川は辞表を出した。その頃、大森と冴子は飯岡一味に捕まり、モンパルナスに檻禁されていた。かけつけた北川も捕まった。北川は最後の手段とガソリン罐に火をつけた。そこへ北川の真意を知った海坊主たちが応援にかけつけた。--出港するモンロー号には事務長になった大森と北川の並んだ姿があった。
「太陽、海を染めるとき」の解説
「海の勝負師」の山田信夫の脚本を、「用心棒稼業」の舛田利雄が監督したアクション・ドラマ。撮影も「用心棒稼業」の姫田真佐久。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:舛田利雄
出演:小林旭 垂水悟郎 浅丘ルリ子 白木マリ 田代みどり 芦田伸介 細川ちか子 滝恵一 郷えい治 長門勇 若松俊二郎 黒田剛 榎木兵衛 衣笠力矢 水木京二 松本染升 木島一郎 杉江弘 八代康二 山之辺潤一 本目雅晴 岩手征四郎 飯田誠次 深江章喜 天草四郎 安部徹 嵯峨善兵 千代侑子 藤村有弘 花柳礼奈 玉村駿太郎 井東柳晴 絹川京子 |
---|---|
配給 | 日活 |
制作国 | 日本(1961) |
上映時間 | 89分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「太陽、海を染めるとき」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。