俺はトップ屋だ 顔のない美女 作品情報
おれはとっぷやだかおのないびじょ
大都会の夜、ビルの谷間で起った突風のような殺人。密輸前科のある男を殺してうばったものは金色の仏像だった。飛び出したトップ屋は黒木三郎。羽田に走った黒木は第二の殺人事件にまき込まれた。その夜、黒木はクラブ「ルナ」で不思議なメダルをポケットに見つけた。ダンサーの多絵が、しきりに、それをほしがった。黒木がそれを断わって外へ出ると、彼をつけねらう数人の黒い影。影は彼からなにかを奪おうとするのだ。その時、闇から飛び出した長身の影。昼間羽田で、黒木が注目していた人物だ。彼を襲った影が消えるとともに、謎の男も消えていた。多絵からメダルを執ようにねだられた黒木は、逆に多絵のロケットの中の男の写真をカメラにおさめた。宝石密輸の大物岡崎だった。再び羽田に走った黒木は、メダルをポケットに入れたと思われるスチュワーデスの久美子をさがしたが、彼女は既に行方不明。だが、意外にも事務所に久美子のことづけがあった。多美子に会った黒木は、彼女からもメダルを返すようにたのまれたが、またしても長身の影にじゃまされ、アパートにたずねると、多美子は顔のない死体であった。メダルを狙う人間は多い。だが手がかりは次々に消されていく。ゆきづまった黒木の前に現われたのは長身の男だ。彼に連れて行かれた秘密クラブ。メダルはその通行証でもあり、ロッカーの鍵でもあった。ロッカーの中には例の仏像。その時岡崎たちがかけつけた。絶体絶命、その時、黒木を救ったのは意外にも多美子だった。芦の湖上で多美子は言った。「もうすぐセスナが来て、お別れね」拳銃をつきつけて仏像を取り上げた多美子。その時追いついた岡崎の一味。続いて警官隊。仏像に秘められた宝石をめぐる、密輸のボス、多美子、岡崎の争いを特ダネとして、黒木はさっそうと東京へ飛び立った。
「俺はトップ屋だ 顔のない美女」の解説
「トップ屋取材帖 消えた弾痕」の山口純一部の脚本を「野郎! 地獄へ行け」の井田探が監督したトップ屋が主人公のアクション・ドラマ。撮影は「拳銃無頼帖 明日なき男」の藤岡粂信。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:井田探
出演:二谷英明 禰津良子 香月美奈子 三笠謙 深江章喜 森塚敏 二本柳寛 小園蓉子 中台祥浩 玉村駿太郎 佐野浅夫 今村弘 田畑善彦 ジェリー藤尾 宮阪将嘉 藤岡重慶 河上信夫 紀原耕 志方稔 久遠利三 宮川敏彦 秋山弘二 大庭喜儀 井田武 川村昌之 内藤捷雄 荒木良平 玉井謙介 |
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配給 | 日活 |
制作国 | 日本(1961) |
上映時間 | 52分 |
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