P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-06
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
「桜の代紋」は、刑事である若山富三郎が、その全存在を賭けて、悪徳暴力団と対峙した物語だ。
時代劇の職人監督である三隈研次の、アクション・シーンのド迫力は、現代劇でも全く遜色がない。
検問中の警官が射殺された。巨大暴力団若頭の石橋蓮司を、強引に締め上げて、解決の糸口を掴むが、石橋蓮司を乗せた護送車が襲撃されて炎上し、彼は死亡。
敵役は大滝秀治、渡辺文雄、草野大悟。
若山富三郎はひるまずに追及するが、後輩の関口宏が殺され、最愛の妻・松尾嘉代は、人質に取られた末に惨殺される。
憎しみと怒りに満ちた若山富三郎の拳銃が火を噴いて、敵を皆殺しにする。
ラストは、無期懲役の判決を受けた若山富三郎の晴れやかな表情で終わる。