暴走パニック 大激突 作品情報
ぼうそうぱにっくだいげきとつ
混血の元モデル・緑川ミチとバーテンの山中高志は海外への生活を夢み、仲間の関光男と組んで、銀行強盗を続けていたが、神戸の銀行を襲った時に、光男が車にはねられて死んだ。光男の兄・勝男は、浮浪者同様の生活をしていたが、山中と光男が銀行強盗をしていた事を知り、山中を追いかけ始めた。指命手配の山中を追う警官の中の一人畠野は、大学卒の上役にいびられてさっぱり仕事に熱が入らず、婦人警官の愛子と寝てばかりいる。少年院出身でガソリンスタンドで働く益夫は、客から預ったスポーツカーを持ち出したが、暴走族に傷をつけられ帰るにも帰れなくなってしまった。一方、山中とミチは銀行を襲い大金を手に入れたが非常線にひっかかり、とあるモーテルに身を隠した。その頃、畠野は愛子を他の警官に寝取られてしまい、そのうっ奮を山中へと向けた。そして、上司の指示に従がわず、山中のいるモーテルに単身乗り込み、二人を逃がしてしまった。逃げる山中とミチの車を、畠野のパトカー、その後を山中の金を横取りすべく勝男の車が追った。やがて、勝男の車は電柱に追突したために、勝男は丁度通りかかった益夫のスポーツカーに乗り込み、さらに二人を追った。しばらく三つ巴のカーチェイスが続いた後、パトカー、白バイが続々と連らなり、やがて、暴走族、ダンプカー、観光バスまでを捲き込んで、狂ったように車と車をぶつけ始めた。横転した車が炎上し、消防車、救急車、機動隊が駆けつけるが、それらも狂走集団に捲き込まれてしまう。集った野次馬は逃げまどいながら投石を始め、凄まじいパニック状態に発展していった……。
「暴走パニック 大激突」の解説
銀行ギャング、強奪金の横取りを狙う男、そしてパトカーなどが巻き起こすカー・チェイスを描いたアクション映画。脚本は「ウルフガイ 燃えろ狼男」の神波史男と「新仁義なき戦い 組長の首」の田中陽造、監督は脚本も執筆している同作の深作欣二、撮影も同作の中島徹がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1976年2月28日 |
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キャスト |
監督:深作欣二
出演:渡瀬恒彦 杉本美樹 室田日出男 小林稔侍 川谷拓三 渡辺やよい 曽根将之 大木晤郎 白井孝司 汐路章 野口貴史 木谷邦臣 藤沢徹夫 成瀬正 秋山勝俊 林彰太郎 谷村昌彦 北村英三 東龍子 笹木俊志 丸平峰子 風戸佑介 西田良 前川清 片桐竜次 志賀勝 岩尾正隆 潮健児 酒井哲 奈辺悟 松本泰郎 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1976) |
上映時間 | 85分 |
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