Aサインデイズ 作品情報
えいさいんでいず
1968年、沖縄は米占領下にあり、街はベトナムへ向う若い兵士達で溢れていた。定時制高校に通う16歳でハーフのエリはコザ市のレストランで働いていたが、客は米軍の下士官や将校ばかり。ある日店にAサインバーの人気ロックバンド“バスターズ”の連中がやって来て、メニューをすべて食べ荒らしていった。Aサインバーとは米軍から風俗営業の許可をもらったバーのことで、その一つNEW STARではサチオ、竜ちゃん、ミッキー、きよしらバスターズのメンバーが喧騒の中でロックを歌いまくっていた。いつしかエリはエネルギッシュに生きるサチオに惹かれ、一年後には二人は結婚して、男の子が生まれていた。エリの母は死んだ父の国に行こうというが、エリは沖縄に残った。しかし、サチオは家に金も入れず、女と遊んでばかり。生活が苦しくエリはキャベツを盗み、サチオと大喧嘩になった。包丁を持ち出して子供と一緒に死ぬというエリをたしなめたサチオは、彼女をバスターズにヴォーカルとして入れることにした。エリは血を吐き、のどをつぶしながらも歌のレッスンをした。次第に人気も出てきたが、新メンバーの加入などでサチオだけが取り残されて行った。バスターズの心はバラバラになり、サチオはNEW STARを引き継いでライブハウス“BASTARS”のオーナーとなった。メジャーをめざすかどうかといった音楽性の違いからバンドは解散、サチオは肉体労働に従事していたが、ある日交通事故で入院してしまう。そんな時、ミッキーはもう一度バンドをやろうと決心、すでにエリのOKを得ていた。サチオも承諾するが、自分の動かない手を見ながら、今度はプロデューサーとして生きる決心をしたのだった。その年、ベトナム戦争は終結した。
「Aサインデイズ」の解説
ベトナム戦争期の沖縄を舞台に、ロックバンドの若者たちの青春群像を描く。利根川裕原作の小説「喜屋武マリーの青春」を原案として「猫のように」の斎藤博と「花のあすか組!」の崔洋一が共同で脚本を執筆。監督は崔、撮影は「・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・」の浜田毅がそれぞれ担当。主題歌は、喜屋武マリー(「愛は限りなく」)。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1989年6月9日 |
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キャスト |
監督:崔洋一
出演:中川安奈 石橋凌 広田玲央名 SHY 浦田賢一 清水昭博 川平慈英 余貴美子 亀渕友香 大地康雄 中尾ミエ 岡田祉明 山本秀史 伊藤淳史 マットーヤ・毛平 奈良敏博 |
配給 | 大映 |
制作国 | 日本(1989) |
上映時間 | 111分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-07
🎸今朝のNHKラジオ深夜便明日への言葉はフィンガー5のアキラ,本篇宜しくAssignバーでの演奏活動の話や大ヒットの後に来る波乱万丈な人生で自分の歌を探し求めるのは映画そのもの何だ!自曲の沖縄ソングのウチナーが番組内で紹介されて♬