格闘飛龍 方世玉 作品情報
かくとうひりゅうほうせいぎょく
中国、清王朝時代は乾隆帝の御世。実は漢民族の血をひく帝は夜な夜な暗殺の悪夢にうなされ、ついに心配の種を取り除く決心をする。-河南。少林寺の達人で女丈夫の母苗翠花(ジョゼフィン・シャオ)と、硬骨漢として通る父方(チュウ・コン)を親に持つ、染め物屋の一人息子で町の若頭として通る方世玉(リー・リンチェイ)は、見知らぬ美女(ミシェル・リー)と知り合う。彼女は成金の雷虎(チュン・ソンユン)の娘だった。新参者の雷虎は地元民の人気獲得のため、愛娘の婿取りを賭けて、争奪戦を決行。サイヨは、拳法の達人の雷の妻李小環(シベール・フー)相手に勝負に出て、空中戦、群衆の頭上戦を制するが、すんでのところで肝心の娘-実は本人はその場から逃げていたため、お付きが身代わりだった-のご面相をみてわざと負けて帰る。それを聞いた母は怒り、男装してサイヨの兄と称して妻と闘い、もちろんあっけなく勝ったはいいが何と相手に惚れられてしまう。結局、大騒動のあげくサイヨはと再会、幸せな気分で結婚する。ところがその矢先、乾隆帝の手先、九門提督(ジャウ・ウェンジュオ)が当地を訪れ、漢民族再興を掲げた秘密結社、紅花会のシンパである父を捕らえる。サイヨらは逃亡するが、義理の母と親友を敵に殺される。サイヨは、母たちをひそかに逃がしたあと、単身父を救出に乗り込む。超人的な技をもつ紅花会の首魁陳家路(アダム・チェン)を伴い、戻ってきた母たちの助けも借りてサイヨは奮戦、見事父を救い、提督を倒した。かくして、サイヨは陳の養子となり、紅花会のために活躍する日々がはじまったのだった……。
「格闘飛龍 方世玉」の解説
中国、清王朝時代の漢民族の伝説的武道家、方世玉(フォン・サイヨ)の活躍を描くクンフー・アクション。監督は「アンディ・ラウ 神鳥聖剣」のイウチョン。脚本は技安、陳健忠、蔡康永、撮影はジングル・マー、音楽はジェームズ・ウォン、ロメオ・ディアズ、マーク・ライ、編集はチョン・イウチョン、武術指導は監督とユエン・タクのコンビがそれぞれ担当。主演・製作(李陽中名義)は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズのリー・リンチェイ。共演は「いつも心の中に」のジョゼフィン・シャオ、「スウォーズマン 女神伝説の章」のミシェル・リー。また敵役でリーが3作目で降板した「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズの『同4/天地覇王』『同5/天地撃攘』(両作共V)で主演を張ったジャウ・ウェンジュオが出演、香港映画ではおなじみの英雄、黄飛鴻の新旧役者対決がみられるのが面白い。そのほか、「城市特警」のチュウ・コン、「悲情城市」のチェン・ソンユン、「七福星」のシベール・フー、「蜀山 天空の剣」のアダム・チェンら多彩なキャストが脇を固める。ちなみに方世玉は、黄飛鴻の師匠筋にあたる実在の人物である。別邦題「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍」。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1995年4月22日 |
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キャスト |
監督:コリー・ユエン
出演:リー・リンチェイ ジョゼフィン・シャオ ミシェル・リー チウ・マンチェク チュウ・コン チェン・ソンユン シベール・フー アダム・チェン |
配給 | HRSフナイ |
制作国 | 香港(1992) |
上映時間 | 106分 |
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