乳泉村の子 作品情報
にゅうせんむらのこ
訪日する中国仏教代表団の一人、僧の明鏡ミンチン(プー・ツンシン)は、一九四五年日中戦争末期の日本軍駐屯地で生まれた。河南省、乳泉村に捨てられていた彼を、産婆の羊角(ティン・イー)が拾い、口と耳が不自由な息子の葫蘆(ヨウ・イン)と娘の秀秀(リー・ティン)と共に育てた。犬坊と名付けられた息子は“侵略者の子”として苦労を重ねる。代表団の帰国を明日に控え、明鏡は実の母・大島和子(栗原小巻)の家に招かれた。生き別れになった事情を語り、詫びる和子に、僧門に生きる者として決意を固めた明鏡は、和子の見送りを断り、心の中で母と母の祖国に別れを告げ、帰国の途につくのだった。
「乳泉村の子」の解説
日中戦争の終結時に肉親と引き裂かれ、中国人一家に育てられた日本人孤児の姿を描く人間ドラマ。監督は「芙蓉鎮」のシェ・チン。製作はユイ・ペンチョン、フー・チェン、チャン・リンフェイ。脚本はリー・チュン、リー・シャ。撮影は「最後の貴族」のルー・チュンフー。音楽はチン・フーツァイが担当。主演は舞台出身のティン・イー、「最後の貴族」のプー・ツンシン、「愛と死」の栗原小巻。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1993年4月3日 |
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キャスト |
監督:シェ・チン
出演:ティン・イー 栗原小巻 プー・ツンシン ヨウ・ヨン リー・ティン チァン・ホワリン チュウ・シュイ チャン・ホイ 稲岡正順 川田あつ子 |
配給 | 東宝東和 |
制作国 | 中国 香港(1991) |
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