P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-11-26
東京工芸大學の映画のリテラシー公開講座で改めて本編やDVD〈マーチン・スコセッシのイタリア映画旅行〉等を観るとロベルト・ロッセリーニ監督作品のキーワードが「事実の演出」(アンドレ・バザン)で有る事に気付く。対象をカメラアイの冷徹な客観的な視座で描く手法や対象を見詰める人のリアクションの連鎖で視座を移行させたり、飛躍させたり…、と。映画を教室で読み解いて見て初めて思い当たる事も多い。映画館では多分、無意識に見ている一寸した事が、此処では作り手の作家=監督の観点から考えて見る興味になるしねー。