黒い神と白い悪魔 作品情報
くろいかみとしろいあくま
民衆が虐げられていた大地主制度下のブラジル。貧しい牛飼いのマヌエロ(ジェラルド・デル・レイ)は、妻のローサー(イオナー・マガリェイイーンス)と老母の三人で細々と暮らしている。ある日、彼が地主のムーライス大佐(アントウニオウ・ピントウ)のところへ牛運びの金をもらいに行った折、ひどい仕打ちを受けて大佐を殺してしまった。追手により老母は殺され、マヌエロはローサーを連れて山へ逃れ、山中で大勢の信者と暮らす狂信的な黒人神父シバスティアン(リーディオウ・シルヴァ)の仲間に入る。やがて神父は、信者を従えて地主や政府軍と戦うようになった。ムーライスをはじめとする地主たちは、殺し屋の死に神アントニオ(マウリシオ・ド・バーレ)を雇い討伐に向かわせる。そんなある日、赤ん坊を信仰の犠牲にされたローサーが神父を刺し殺し、折から現れたアントニオが信者たちを皆殺しにした。生き残ったマヌエロとローサーはコリスコウ大尉(オートン・バーストゥース)率いる義賊集団に出会い、その部下となる。だが一隊もアントニオに狙われ、大尉も殺されてしまった。マヌエロはこの決闘の間に逃げ出し、そして走り続ける。
「黒い神と白い悪魔」の解説
「アントニオ・ダス・モルテス」で1969年のカンヌ国際映画祭最優秀監督賞とルイス・ブニュエル賞を獲得することとなる、ブラジルのヌーヴェル・ヴァーグ“シネマ・ノーヴォ”の旗手、グラウベル・ローシャの代表作の一本。66年のサンフランシスコ映画祭大賞を受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1985年11月16日 |
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キャスト |
監督:グラウベル・ローシャ
出演:ジェラルド・デル・レイ イオナー・マガリェイイーンス アントウニオウ・ピントウ リーディオウ・シルヴァ マウリシオ・ド・バーレ オートン・バーストゥース |
配給 | ケイブルホーグ |
制作国 | ブラジル(1964) |
上映時間 | 118分 |
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