神の道化師 フランチェスコ 作品情報

かみのどうけしふらんちぇすこ

映画はフランチェスコ(ナザリオ・ジェラルディ)と彼に従う使徒たちがサンタ・マリア・デリフンジェリの丘に移り、そこに貧しい小屋を建てて共同生活を送りながら、布教活動をしようとするところからはじまり、以下10の断片的な挿話を通じて、彼らがいかに誤解と弾圧に屈せず信仰を貫いていったかを、ドキュメンタリー的な手法で描き出す。ラスト、フランチェスコとブラザー・ジネプロやその同志たちは、再び丘を離れ、一人ひとり各地に布教に散ってゆく。

「神の道化師 フランチェスコ」の解説

イタリア・ネオレアリスモの巨匠、ロベルト・ロッセリーニの代表作であり、実在の聖人フランチェスコの事蹟を虚飾を排した峻厳なスタイルで辿る。ロッセリーニが自らの原案を基にフェデリコ・フェリーニと共同で執筆、製作はペッピノ・アマート、撮影はオテロ・マルテリ、音楽をレンツォ・ロッセリーニが担当。実際に修道士であるナザリオ・ジェラルディやロベルト・ソレンティーノらが出演。〈デジタル・リマスター版〉が2023年12月22日に新宿シネマカリテほか全国で順次公開。(配給:コピアポア・フィルム、lesfugitives)

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1991年3月16日
キャスト 監督ロベルト・ロッセリーニ
出演ナザリオ・ジェラルディ アルド・ファブリッツィ アラベラ・ルメートル ロベルト・ソレンティーノ ナザレーノ ペパルオーロ
配給 大映
制作国 イタリア(1950)
上映時間 86分

(C)1950 RTI/Rizzoli

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「イエス、そして、マリアを通して、」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-29

まるで、童話のお話の様な、小鳥に話しかけるシーンは、ディズニーの『白雪姫』のワンシーンを連想させます。

幾つか、エピソードを本で読んだ事がありますが、フランチェスコと言う存在は、とってもユニークな方だと感じます。

私たちは、今や手軽にあらゆる世界にアクセスできるスマホを使用していますが、殆どが使いこなせず振り回されています。

偏った物事が取り上げられ、多様性なんてありません。

フランチェスコを演じるナザリオ・ジェラルディは実際、修道師だそうで、彼のシーンは、ほんと、絵になります。

私たちが、簡単にアクセスできるスマホの世界の様に、既にあるのが、キリスト意識です。

それは、磐石な基礎、何物にも揺るがない信仰心が必要となります。

スマホで、次から次と踊らされる心理では、使いこなせていないのです。

SNSの世界は、キリスト意識が視覚かされたと考えれば、あなたは、何を自分が世界に描いているか、認識できるでしょう?

最終更新日:2024-08-31 02:00:05

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